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プロカメラマン桃井一至が語るαレンズ
第1弾 STFレンズ編:セミナーレポート
プロカメラマン桃井一至と学ぶSTFレンズの魅力
プロカメラマン桃井一至氏が講師となった「STFレンズ体験セミナー」を1月21日に開催しました。

STFレンズは、なめらかで理想的なボケ味を得られるソニーならではのレンズ。今回は、その特長と魅力を実際に体験いただいたセミナーの様子をレポートします。
STFレンズの特長と魅力を引き出す撮影方法
セミナーの舞台になったのは、東京都内のとある公園。当日は、寒いながらもまずまずの撮影日和となりました。

セミナーは桃井講師によるレクチャーからスタート。STFレンズの大まかな特長と、その魅力を活かすための撮影方法についてのお話をお聞きしました。そしてSTFレンズは単焦点レンズであること、マニュアルで無段階に絞り調整ができる「絞りリング」を採用していること、またオートフォーカスではなく、常にマニュアルでピント調整をする必要があるなど、他のレンズとは異なる操作を必要とすることも説明。鉢花などを使いSTFレンズに慣れるための撮影を行いました。

STFレンズの特長であるボケ味を生かすことを考えながらの撮影は、普段の撮影と多少違うためか、セミナー参加者のみなさんは試行錯誤しながらの撮影となりましたが、桃井講師からの「ボケを得るためには、しぼりをできるだけ開け、被写体に近づく。さらに被写体と背景の距離を取るとよい」、「被写体の後方に光るものを置くと面白い」などのアドバイスや、ボケを活かすための構図の取り方の指導があり、少しずつSTFレンズに慣れてきているようでした。
STFレンズのボケ味
一般のレンズで撮影した写真
●一般のレンズで撮影
・絞り:F5.6
輪郭がはっきりしたボケ像になる。
 
 

STFレンズで撮影した写真
●STFレンズで撮影
・絞り:F5.6
ボケの周辺がなだらかに薄くなるやわらかなボケ像が特長。好みや用途にもよるが、より自然に見えるのはSTFレンズだろう。
STFレンズを楽しむ絵作りの基礎
参加者の方々がSTFレンズに慣れてきたところで、撮影ポイントを移動。今の時期に花を付けているロウバイとスイセンを被写体に撮影が続けられました。

STFレンズの最大撮影倍率は0.25倍。マクロレンズにはかないませんが、接写にも強いレンズのため、ロウバイの小さな花を撮影して楽しむことも十分にできます。ここでは、より美しいボケ味を楽しむための絵作りの基礎として、構図の取り方や背景の選び方を中心としたレクチャーを受けることができました。また、マニュアルフォーカスを使いこなすポイントとして、「ある程度ピントを合わせたところで、体を前後させるとよい」といったアドバイスや、「曇りの日や、日がかげってきたときには画像仕上げ機能で彩度を上げたり、ホワイトバランスを調節する」などのテクニックを教えていただけました。
STFレンズでの撮影を楽しむ
セミナーの最後は、園内の温室に場所を移し、参加者が好きな被写体を探しながら自由に撮影をする時間が設けられました。この季節、温室内ではスイレンやベゴニアなどの花が並び、参加者のみなさんはここまでのセミナーで教わったテクニックを使い、短い時間ながらも撮影を楽しんでいました。

そして、実際に撮影した画像を見ながらの桃井講師による講評が行われました。「背景と被写体の色合いを考えながら撮影すると、美しい印象的な写真になる」、「いい被写体だと思ったら、納得できる写真が撮れるまで粘ったほうがよい」など、これからの写真ライフに役立つアドバイスが数々飛び出していました。

今回のSTFレンズセミナーでは、参加者が少人数ということもあり、プロのカメラマンによる実践的なアドバイスを直接聞くことができるものでした。また、実際にSTFレンズを使った撮影を楽しむことで、その魅力を実際に体感できるものとなりました。
桃井一至講師によるSTFレンズ無料体験セミナー
セミナー参加者の声

参加者のみなさんの感想を、実際にみなさんがSTFレンズで撮影された作品と桃井先生のコメントとともにご紹介いたします。
西田さん 西田さん作品

名レンズと呼ばれているSTFレンズだけあって、質感の再現力の高さにも驚かされました。使っているだけで自分が上手くなったような錯覚をおぼえましたが、本当に使いこなせればかなりのレベルの腕前になれることは間違いないと思います。
桃井先生
南国風の葉を先から見るおもしろいアングルです。左右対称のシンメトリーな構図により、安定した印象が見て取れます。手前から奥への葉の流れのボケが柔らかく好印象です。
勝木さん 勝木さん作品

銀塩の頃から写真を楽しんできましたが、STFレンズはちょっとした憧れでした。今回は実際に撮影をすることでその魅力が十分に感じられたと思います。ファインダーで見たときよりも、撮影後の画像で見た方がボケが美しく感じられ、非常に驚かされました。
桃井先生
画面内に三つの花がありますが、中央の花をダイナミックに配置して力強さを感じるフレーミングです。ボケも自然でSTFレンズの特長が活かされています。
浅賀さん 浅賀さん作品

キレイなボケのある写真を撮りたい、と思いα100を使うようになったので、今回のセミナーは非常に有意義でした。実際にSTFレンズを使えたことがうれしかったです。まだまだ初心者ですが、今回のセミナーで、デジタル一眼レフカメラの楽しさ、特にマニュアルフォーカス撮影の楽しさを感じられました。
桃井先生
STFレンズの真骨頂とも言える、背景の花をぼかすことで、手前の花が浮き立ってきました。独特のボケ味も美しく、花の色が前後で違うこともあってとても引き立っています。
※本コンテンツに掲載されている写真などの無断転載・引用・借用などは堅く禁止いたします。
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第2弾 マクロレンズ編
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  桃井一至プロフィール  
  1968年生まれ
1987.4〜1990.6写真家・長友健二氏に師事。
1990.6(H2)〜現在
3年間のアシスタント生活のあと、
フリーランスカメラマン。
現在、写真撮影をはじめカメラ関係書籍の
執筆も行っている。
(社)日本写真家協会会員。
撮影ジャンル/人物・海外風景など
 
STFレンズ関連情報
理想的なボケ味を実現した135mmF2.8[T4.5]STF
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