「x-おまかせ・まる録」の機能を使って、いわば流し録りともいえる使い方ができるD90だけど、「これは残そう」と決めたなら、できるだけ高画質で残したい。
ソースがデジタルハイビジョンならなおさらだ。
ハイビジョン放送のように画質の高い番組をHDDにそのまま録画する場合には、DRモードというモードを使うが、D90なら、さらに、この高画質の良さを生かしてDVDに美しく残すところまでサポートされているのだ。
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それが2パスエンコードを実現したダビング機能「ダイナミックVBRダビングPRO」だ。
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2パスエンコードとは、DVDへのダビングの前段階でタイトルの全シーンを解析しておいて、実際のダビングの際に、その解析情報に基づいて映像を記録する技術。
動きの少ない部分は少ない情報量、動きの激しい部分は情報量を多くして最適化、全体のデータ量を抑えつつ高画質を維持できる技術だ。
いいことづくめのようだけど、解析時と記録時にエンコードを計2回行うのでパワーを必要とする。
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ちょっと非力なパソコンでやろうと思ったら、2時間の映画をエンコードするのに数時間かかった、というのもよくある話だ。
それがD90だと速い! 録画ファイルの再生時間を越えることなくダビングができる。
これは、HDDへの録画の時点ですでに画像解析を済ませているからなのだそうだ。
ユーザーからすれば、2パスエンコードの画質を1パスの手間で手に入れられるということになる。
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