4Kプロジェクターの高解像度な映像を正確に投写するには、レンズや光学ブロック精度が重要になります。VPL-VW5000ではフルHD“SXRD”プロジェクターレンズ技術と4Kデジタルシネマ用レンズ技術の融合により開発された大口径4K「ARC-F(All Range Crisp Focus )」レンズを搭載しました。レンズの数は4Kデジタルシネマ用プロジェクターと同様の18枚使用し、フローティングフォーカス方式を採用。フォーカス時に2つのレンズ群を可動させることで、画面の中心部から周辺部、また、近距離投写時から遠距離投写時まで安定した結像性能を実現しました。さらに、4Kパネルアライメント技術の採用に加え、レンズ素材には、緑/青/赤の屈折率の違いを考慮した特殊低分散ガラスを使用。色にじみの少ない鮮明な結像が得られます。「4K“SXRD”」の画素間ピッチ4μmという緻密(ちみつ)な画素からの映像も忠実に解像して投写画面のすみずみまで高品位な映像を再現します。
ホーム用ビデオプロジェクターの光源にレーザー光源(Z-Phosphor)を採用。豊かな光量により、明るい部屋においても、大型スクリーンでの力強い映像表現と純度の高い色再現が可能に。迫力とリアリティーに満ちた4K映像を描きだします。また、従来のランプ光源の寿命よりも長い、約20,000時間(*2)の長時間使用が可能です。
*1 青色のレーザーと蛍光体を組み合わせた光源システム
*2 各数値は輝度が半減するまでの時間の目安であり、使用環境や使用状況により異なる場合があります
先進のレーザーダイオードをホーム用ビデオプロジェクターの光源に採用。レーザー光源により、映像の入力信号に合わせ遅延のない調光が可能で、シリーズ最高の高コントラストを実現しました。技術的に難易度の高い高輝度と高コントラストを両立し、全体の明暗の差が大きいHDRの映像も、暗い箇所から明るい箇所まで黒つぶれや白とびすることなく細部まできれいに表現します。
タイムラグなくリニアに明暗がコントロールできるダイナミックレーザーライトコントロールに加え、高度なアイリスコントロールを追加し、アイリスとレーザーを独自のアルゴリズムで制御して黒をより沈めダイナミックレンジを広げました。暗闇の輝きを持つシーン(宇宙の星、夜の建物)などは、輝く部分を保ちながら、黒帯も含む暗い部分をより黒くし、臨場感を向上させました。
フレーム単位での信号成分をリアルタイムに分析し、最適な階調、コントラストが得られるよう、映像の明るい部分・暗い部分のレベルを自動的に補正。階調表現を向上させることで、メリハリのある、躍動感にあふれた映像を再現します。
映画・放送業界で対応が進み、4Kブルーレイディスクに採用されているHDR10方式に対応。全体の明暗の差が大きい映像でも細部まできれいに表現が可能になり、「立体感」、「奥行き感」、「精細感」が増し、よりリアルな映像が楽しめます。また、放送で採用されるHLG(Hybrid Log Gamma)方式にも対応しています。(2017年6月26日アップデートソフト公開)
最大輝度1000nitを超えるHDRコンテンツの高階調側の表現を豊かにする「HDR10」に加え、マスターモニター(*)のトーンマッピングを再現する「HDRリファレンス」はHDR色再現と映像の明るい部分の階調表現がより正確になり、制作者の意図に近いHDR映像を再現できます。
※ 「HDRリファレンス」モードは最大1,000nitまで忠実に輝度が再現されます。1,000nitを超える輝度を持つコンテンツは1,000nitで切られます
プロジェクターからスクリーンに投影し反射した映像の輝度は光が減衰し暗部が圧縮されることで沈みすぎてしまい階調が見えにくくなります。マスターモニターを使ってHDRコンテンツの調整を行う際に見えていた暗部の階調をプロジェクターでも再現できるようにPQカーブの暗部をプロジェクターの輝度で最適となるようにHDR10、HDRリファレンスともに補正し、暗部階調表現を向上させました。
DCI(*1)色再現域を実現。現在のデジタルシネマ映画館の規格と同等の広色域を可能にしました。映画館のスクリーンに描かれる豊潤で美しい色合いをご家庭で堪能できます。また、BT.709を超えるITU-R BT.2020規格(*2)(*3)の広色域にも対応。さらに、信号処理技術の組み合わせでAdobe RGB(*4)をはじめとする各種モードへの切り替えもできます。これまで実現が難しかった高輝度と広色域を高い次元で両立させています。
*1 DCI(デジタルシネマ上映システムの仕様。ハリウッドメジャー6社にて構成される業界標準化団体「デジタルシネマ・イニシアティブ」)にて制定
*2 ITU-R BT.2020の色域は完全には包含していません
*3 ITU-R BT.2020(次世代放送の映像制作規格。電気通信分野における国際連合の専門機関である国際電気通信連合「ITU: International Telecommunication Union」の無線通信部門「ITU-R: ITU Radiocommunication Sector」)にて制定
*4 Adobe RGBの色域は完全には包含していません
■インパルス:黒画を挿入することで残像感を低減。元映像を忠実に再現します。映画館同様の映像表現に適していますが、画面がちらつくことがあります。
■コンビネーション:明るさは保ちつつ、動きの速い映像のぼやけを軽減します。
■スムース強:動きを滑らかにします。特に映画などに効果的です。
■スムース弱:動きが滑らかな標準的な映像にします。
■True Cinema:毎秒24フレームで作成されたムービーなどの画像をオリジナルのフレームレートで再現します。
■切:モーションフロー機能をオフにします。
※ 「スムース強」や「スムース弱」、「True Cinema」を設定して画乱れなどが発生する場合は、この設定を「切」にしてください
※ 映像により、設定を変更しても効果が表れない場合があります
※ 解像度4096 × 2160の信号入力時は、「切」に固定されます
広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ」に対応。さまざまな赤の色合い、エメラルドグリーンのような海など、これまで表現の難しかった繊細な色を色彩豊かに再現することが可能です。「データベース型超解像処理LSI(リアリティークリエーション)」の高精度なカラーマネジメントと相まって、今まで以上にリアルで質感の高い映像を実現しています。また、「トリルミナスカラー」対応のソニー製カメラで撮った写真や映像を「トリルミナスディスプレイ」対応のVPL-VW5000で再生すれば、豊かで自然な色のまま大画面で思い出を楽しめます。
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