放送のデジタル化が進み、家庭のテレビでも高画質の映像が気軽に楽しめる環境になってきました。このような状況の中、高画質のコンテンツをそのままの画質で保存したい、いつでも楽しみたい、というニーズが高まってきています(図1)。「放送をタイムシフトする」という文化は、ベータマックスやVHSビデオに始まり、昨今では、DVDを使った録画機器の需要も高まってきています(図2)。ブルーレイディスクは、その特徴を生かして、今後の放送のデジタル化やブロードバンド化により多様化するコンテンツ流通社会において、映像を高品質で保存し、簡便な操作で視聴することができる基盤となる規格です。
図1.BSデジタル放送録画をはじめ、高まる高画質保存ニーズ
13社連合フォーマット
日・米・欧・韓の主なメーカー13社提唱によって策定された
〈Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)〉。
「操作性の良いディスクで、さらに高画質かつ長時間のタイムシフトがしたい」というお客様の要望に対応すべく、主なメーカー13社*の提唱により、ブルーレイディスクが誕生しました。この次世代の光ディスクが、これからの録画フォーマットのニュースタンダードを担います。
*ソニー株式会社、デル、株式会社日立製作所、LG電子株式会社、松下電器産業株式会社、ヒューレット・パッカード カンパニー、パイオニア株式会社、ロイヤル フィリップス エレクトロニクス、サムスン電子株式会社、シャープ株式会社、TDK株式会社、トムソン、三菱電機株式会社
(順不同)
2004年3月18日現在
図2.放送と記録メディアの歴史