子どもをみまもりながら
自立も促したい
世界最小・最軽量*ボディに
ソニーの技術を凝縮した
みまもりGPS『amue link』
* 防水・防塵対応の音声機能付きLTE GPSトラッカーで世界最小・最軽量(2020年12月10日時点、各メーカーからの公式発表に基づく。ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)調べ)
子どもが今いる場所や移動ルートを保護者のスマートフォンからリアルタイムに確認できる「みまもりGPS」が注目を集めています。ソニーが2021年初頭にサービスを開始した『amue link』(アミューリンク)もそうしたみまもりGPSの一つ。より親御さんに安心して使っていただくにはどうすればいいのかを考え抜き、GPSやデータ通信機能など、ソニーがスマートフォン「Xperia」で培ってきた技術とノウハウを用いることで、高性能をコンパクトなボディに凝縮しました。ここではそんな『amue link』がどのように子どもたちを見守ってくれるのか、この先どのように進化していくのかを、開発に携わったメンバーたちが語ります。
小野木:『amue link』は、子どものためのいわゆる「みまもりGPS」と呼ばれるものです。小さなボディの内部にGPSユニットと通信機能が組み込まれており、これを持ったお子さんが今どこにいるのかを親御さんがスマートフォンから確認できるようになります。
小野木:主に小学1〜3年生の利用を想定していますが、それよりも小さな未就学児や中学生くらいまでのお子さんに持たせている家庭もあるようです。現在は、小学校低学年のお子さんの10人に1人くらいがみまもりGPSを使っているのですが、そう遠くない未来には3人に1人が持つようになるのではないかと予測されています。
小野木:そうなんです。共働き世帯が増え、地域の見守りも以前ほど機能しなくなり、日本の治安が徐々に悪くなっていると言われている中、どのように子どもを見守っていくかは社会的な課題になっています。そうした中、ソニーとしてできることはないかと考え、2021年初頭に『amue link』を販売開始しました。
小野木:長らくスマートフォンを作っていたことが大きな強みだと思っています。というのもみまもりGPSに使われているコア技術はスマートフォンとほぼ共通なんです。そして、この製品・サービスを立ち上げたのは、元「Xperia」の開発チームだったりします。ですので、Xperiaで培った技術やノウハウを上手に組み合わせることで、先行メーカーよりも高性能なものをよりコンパクトに作れるのではないかな、と。実際、『amue link』は一般的なみまもりGPSの3分の1程度の体積しかありません。今、その中に必要な機能を全て盛り込み、さらに新たな価値を提示できるのはソニーだけだろうという自負があります。
小野木:現在は、ソニーストア、Amazon、楽天市場で販売しています。またNURO 光にご加入のお客様はオプションサービスとして利用できます。お手元に届いた後は、保護者のスマートフォンにインストールした専用アプリから、アカウントの取得と本体の登録をするだけで使い始められます。携帯電話のようにショップで契約などを行う必要はありません。
小野木:2022年12月に料金プランを全面改定し、月額748円でお使いいただけるようになりました。追加料金などはなく、解約したいときも違約金等なしですぐやめられます。この新プランがとても好評で、契約者数の伸びが従来の20〜30倍にもなっているんですよ。
小野木:はい。今後、さらにより多くの方々に使っていただきたいと思っています。
小野木:こちらがアプリの画面です。お子さんの今いる場所が地図上にマーキングされます。
小野木:1つのアカウント(親)に登録できる『amue link』(子ども)は5台まで。また、最大5つのアカウントをメインのアカウントに紐付け、登録されている子どもの様子を同じように確認することもできます。
小野木:共働き世帯が増えている中、日中は忙しい両親の代わりに祖父母も見守りに協力できるよう、なるべく多くの人数で使えるようにしました。なお、複数の『amue link』を登録しているときに、一つの地図画面に子どもたちの居場所を表示できるのも『amue link』の特長の一つです。他社製品ですと子どもごとに画面を切り換えなければならないものも多いのですが、『amue link』では1画面で全ての子どもの現在位置を把握できます。また、自宅や学校、塾など、目的地になる場所を「スポット」として登録しておくと、そこに入ったり、出たりしたときにスマートフォンに通知することも可能です。
小野木:そうしたアプリの使い勝手にはかなりこだわりました。
小野木:なんといっても世界最小・最軽量ボディ*を実現したことですね。重量もわずか23.7gで単三電池1本分しかありません。これならお子さんの小さなポケットにも無理なく入れておけるはずです。
* 防水・防塵対応の音声機能付きLTE GPSトラッカーで世界最小・最軽量(2020年12月10日時点、各メーカーからの公式発表に基づく。ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)調べ)
小野木:通学時はもちろん、放課後に遊びに行ったり、週末にピクニックにでかけたり、どんなときでも身に着けていてほしいからです。ですので、小型化を追求しつつ、スマートフォン同等のしっかりした防塵防滴性能*も実現しています。
* 日常生活での基本的な防水防塵対応(IP68)をしていますが、常温の水道水以外の液体をかけたり、浸けたりしないでください
小野木:まず、本体が軽いということは落としても壊れにくいということでもあります。純正オプションの専用シリコンケースを用意すれば、さらに衝撃などから本体を守ることが可能です。
純正シリコンケース
小野木:使い方にかなり左右されるのですが、ランドセルなどに括り付けて学校の行き帰りを見守る使い方の場合、およそ1週間、充電しないで使い続けられます。
小野木:多くのみまもりGPSは内蔵されている振動センサー(加速度センサー)で、お子さんが動いているかを検知し、動いていない、つまり学校にいるときにはスリープモードに入って無駄な電力消費を抑えるような仕組みを採用しています。とはいえ、消費電力はスリープ時でも多少はありますから、長期間使えるようにするにはそれなりに大きなバッテリーを内蔵する必要があるわけです。
繁田:そうです。これに対して、『amue link』では小型化とロングライフを両立させるために、開発チーム内で「ディープスリープ」と呼んでいる仕組みを新開発しました。これは、振動センサー以外への電力供給を切って、文字通りより深い眠りに入るというもの。振動センサーの消費電力はたいしたものではないので、ディープスリープ状態ではほとんど電力を消費しません。もちろん、動きがあればすぐに電力供給を再開して通常の動作に復帰できます。
小野木:ですので、先ほど「およそ1週間」と言いましたが、土日など全く使わない日にはほとんど電力を消費しません。1週間に1、2回の習い事にだけ使うような場合は2週間、3週間とさらに長持ちさせることも可能です。
繁田:極端なことを言うと、全く触らずにずっと同じ場所に置いておいた場合、1年近くバッテリーをもたせることもできるんですよ。
小野木:この際、どれくらいの振動で動作を再開するかがエンジニアの腕の見せ所。感度を上げすぎず、かといって落としすぎず、ちょうど良い塩梅になるよう細かくチューニングしました。
繁田:また、教室内などGPSの電波が届かないところでは、無駄な通信を控えて電力消費を抑えるなどといった工夫も行っているんですよ。先ほど『amue link』にはXperiaで培われた技術やノウハウが活かされているというお話がありましたが、こうした動作アルゴリズムはスマートフォンとは全く異なるものなので、本機のために専用のものをゼロから組み上げています。
小野木:我々が他社に先駆けて実現した機能にボイスメッセージ機能があります。これは8秒間の音声メッセージを相互に送りあえるというものです。
小野木:一つは「今から帰るよ」とか「今、何をしているの?」といった日常のやり取りを想定しています。ですが、それとは別に、緊急時の連絡にも使用できると考えています。例えば「雨が降ってきたけど傘がない」とか「体育の授業があるのに体操着忘れちゃった」とか。子どもが今すぐ助けてほしいことを親に伝える手段としても使っていただきたいですね。もちろん、「迷子になった」とか「閉じ込められた」とか、本当の意味での緊急事態にも役立つ機能です。
小野木:子どもからボイスメッセージが届くと、親御さんのスマートフォンに通知が出るので、すぐに対応することができます。
小野木:本体中央のボタンを長押しするとボタン周りのランプが白色に光ります。そこから最大8秒間喋った内容が親御さんのスマートフォンに送られるという仕組みです。同様に親御さんの方からお子さんにメッセージを送ることもできます。ただし『amue link』本体に保存できるボイスメッセージは1件だけなので、新しいものが送られてくると上書きされてしまいます。逆に子どもから送られて来たボイスメッセージはスマートフォンで2週間保存しておくことが可能です。
アプリ使用イメージ
小野木:そうですね(笑)。でも、それってひとつひとつが宝物じゃないですか。聞くのが大変だけどうれしいとおっしゃるお客さまは多いですよ。
繁田:意外に思われるかも知れませんが、技術的にはハードルの高い機能でした。『amue link』はLTE-Mと呼ばれる電力消費を抑えてデータ通信を行える超小型機器向けの特殊な通信回線を使っているため、その回線でも送れるよう音声データの容量を極限まで削る必要があったんです。そこで『amue link』では独自の圧縮方式を開発してギリギリまでデータサイズを削減したほか、実際にそれが正しく送れるかフィールドテストを繰り返して確認・実装していきました。
繁田:はい。現在、みまもりGPSを展開しているメーカーは約20社あると言われていますが、その中でボイスメッセージ機能を実現しているのは我々ともう1社だけになります。その1社も双方向のボイスメッセージ機能を搭載したのは『amue link』が発売された1年以上後になってからなんですよ。
小野木:みまもりGPSには現在位置だけでなく、子どもがどのように移動しているのか、経路を確認する機能もついているのですが、『amue link』では独自の取り組みとして、内蔵されているセンサーを駆使して移動手段をAIで推定するという機能を実現しました。
移動手段は徒歩(歩く・止まる)、自転車、車、バス、電車に分類され、アプリ画面上の移動ルートの色を変えることにより一目で確認できるようにしています。これによって子どもがきちんと電車に乗れたのかなども確認できるようになります。そのほか、車に乗る予定がないのに車で移動している場合は「何かあったのでは?」とすぐに気がつくことができますよね。
繁田:そこにソニーの研究開発組織であるR&Dセンターが長年開発してきた「行動識別エンジン」が使われています。このエンジンはさまざまなセンサーから得た情報を元に、AI技術も駆使して対象者が何をしているのかを判別するというものになります。この精度が本当に高く、例えば座っている椅子の高さや、車やバスが発する地磁気の違いなどから、移動手段を正確に認識可能です。『amue link』にはこれに子どもの利用に特化したチューニングを施したものを搭載しています。
小野木:加速度センサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、地磁気センサー、そして温度センサーですね。「行動識別エンジン」ではこれらのセンサーをフル活用して、お子さんの移動手段を判別しています。
小野木:現在は、端末の周辺温度を表示させることに使っています。これによって、子どもが屋外で遊んでいる際などに、暑すぎたり、寒すぎたりしないかを確認できます。なお、温度センサーを載せているみまもりGPSは業界でもかなり珍しいんですよ。
小野木:実はそうした昨今の社会情勢を受け、2023年4月のアップデートで端末の周辺温度が35度以上になったらアプリに通知を出すという機能を搭載する予定です。
角谷:子どもの見守りは全ての親御さんにとって、何よりも大切なこと。それを我々の製品に託していただいているということをとても重く受け止めています。その期待に応えるためにも、お客さまからいただいた声を少しでも早くフィードバックして製品に反映していくことが重要だと考えています。
角谷:いただいた声全てに開発チーム全員で目を通し、週に1度のペースでレビュー会を行っています。これはかなりのハイペースなのですが、その成果もあって、この2年間で端末ファームウェアとアプリ、さらにその裏で動くクラウドシステムそれぞれが10回のアップデートを重ね、機能を向上させることができています。
角谷:『amue link』が必要になるのは、多くの場合、小学1年生から3年生までのわずか3年間ですから、いただいた声はその方が使っているうちに反映したいという気持ちがあるからです。
角谷:2023年1月に端末ファームウェア、アプリ、クラウドシステムを一斉に更新したのですが、これによって位置精度を大幅に改善しています。これは「さらにGPSの精度を高くしてほしい」という声にお応えしたものです。
角谷:高層ビル周辺などではGPSの電波がビルの壁面で乱反射し、現在位置を正しく認識できなくなってしまうことが起こります。皆さんもスマートフォンのGPSナビを利用していて、突然、現在位置が何十メートルもズレてしまったということがありますよね? そこでこのアップデートでは、お子さんの移動手段判別に利用している「行動識別エンジン」を位置情報の改善に応用。具体的には、お子さんが歩いているのにいきなり現在位置が大きく動いた場合、そのデータは誤っていると判断して使用しないようにしました。これによって位置情報の精度が大幅に向上し、実際、すでにお客さまから喜びの声をいただいております。
業界初!スマート位置補正(特許出願中)
※23年4月中〜下旬アップデート予定
※スマート位置補正をご利用のためには端末ソフトウェアをバージョン2.1.0以上にアップデートする必要がございます
角谷:まず、2023年4月半ばごろにリリース予定のバージョン2.2では大きく2つの改善を行います。1つはさきほどお話しした高温通知、そしてもう1つが学校や塾などの習いごと先に滞在しているときの位置情報表示の改善です。これまでのバージョンでは学校など、屋根の下に入ってGPSの電波を受信できなくなると、その直前に測位されたポイントで移動経路が途切れてしまい、学校の手前で何時間もサボっているように見えてしまうことがありました。そこでこのアップデートでは、基本機能であるスポット通知とスリープ機能の情報をヒントに、登録されたスポットの近くでスリープ機能が働く、つまり動かなくなったら、そのスポットに滞在していると判断するようにしました。これによって、より正確に滞在地の精度を高めることができます。
角谷:バージョン2.3では通知履歴機能を追加する予定です。これまではお子さんが学校に着いたときの通知などを後から確認できなかったのですが、多くのご要望を受け、アプリから過去に受け取った通知を確認できるようにします。
これは単に見落としを防ぐだけでなく、後日履歴を遡って、子どもの行動の流れを確認できるなど、面白い使い方ができるのではないかなと思っています。
角谷:それには明確な意志がありまして、ユーザーの皆さんには、『amue link』を子どもの成長を促すためのツールとして活用していただきたいと考えています。お子さんって、大きくなる過程で自分で考え、行動するようになっていきますよね? そうした中、親御さんはどうしても「あれ持った?」「忘れてない?」とか細かく確認してしまいたくなるのですが、それだと子どもの自立心が育たなくなってしまう恐れがあります。
その点、『amue link』にはボイスメッセージという、子どもの側から親に連絡できる機能がついているので、ぜひ、これを上手く活用し、『amue link』でお子さんの行動を見守って安心しつつも、必要な連絡はお子さんの側から自発的に行うマインドを育てていってほしいなと。
小野木:みまもりGPSはともすると監視のためのツールになってしまい、お子さんの自立を妨げる危険性もはらんでいます。我々『amue link』開発チームもその点は早くから危惧しており、開発を進めていく中で「真の見守りとは何か」を徹底的に議論しました。その結論が、まさに今、角谷がお話しした「子どもの自立を促す」ということなんです。
小野木:はい。そうして3年間のうちに、『amue link』が必要なくなって、“卒業”してもらうというのがゴールです。
日永田: 私は基礎研究や、ソニーグループ全体に技術提供を行っているR&Dセンターというところに所属しております。R&Dセンターでは交通弱者の交通事故を無くすために、「歩行者向け先進安全システム」の研究を行う「APAS PJ」というプロジェクトを立ち上げておりまして、『amue link』にこのプロジェクトの成果を取り込んでいきたいと考えています。
日永田: 実は私、長らくドライバーの運転操作を支援する「ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems/先進運転支援システム)」の研究をしてきました。これらは全て自動車側主体の取り組みで、一定の成果は挙げているものの、それだけでは歩行者と車の事故を劇的に減らすのが難しいということが分かってきています。
日永田:そうなんです。飛び出し事故は小学校低学年の小さなお子さんに多いのですが、これはまだ発達途上の小さなお子さんが自分を客観視できず、自分がドライバー側からどう見えているか想像できないことが原因のひとつであるということが分かっています。小学5年生くらいになると認知力が育まれて客観視ができるようになるのですが、それまではどうしても防ぎきるのが難しいようです。
日永田: そこで、我々は歩行者主体の安全システム「APAS(Advanced Pedestrian-Assistance Systems)」を提案し、研究開発を開始しました。今、開発を進めているAPASは大きく分けると二つのブロックで構成されています。一つは「子どもたちの歩き方を安全にする機能」で、子どもたちがより事故に遭いにくい安全な歩行を身に着けられるようにアシストするという機能。もう一つは「街自体を安全にする機能」で、歩行者の歩行行動情報から、数分後に子どもたちが通る場所や事故危険性が上がる場所を地図上で予測し、車側に知らせることで子どもたちの通っている道を避けたり、徐行してもらったり、自治体側にインフラ整備や見守りをアドバイスすることで事故を未然に防ぐというものです。
これらの安全機能にニーズを感じてくださる方々は、子どもたちを守りたいと考えている『amue link』のユーザー層とも重なります。また、もしこうした機能を『amue link』に搭載できればシナジーが大きいと考え、開発チームと協議し、現在APASの開発や検討を協同プロジェクトとして推進しております。
日永田:はい、私も二人の娘を持つ親の一人として、ぜひ早期に実現できるよう開発に取り組んでいます。
小野木:『amue link』が、歩行者の安全支援に向けた取り組みの中で使われる1要素、歯車の1つになるということですね。ソニーの研究開発チームと、我々のような製品開発チームががっつりと組むことによって、双方に知見が溜まっていき、研究開発も製品開発もより加速していくのではないかと期待しています。
日永田: 昨年、一つめの「子どもたちの歩き方を安全にする機能」を『amue link』の実験機向けに試作しました。具体的には『amue link』に内蔵されているセンサー類を利用して、子どもたちが突然走り出したり、危険な動きをしがちな場所を把握できるようにしたり、1日どれくらい安全に過ごせたかをスコア化して保護者側のアプリで確認できるようにして、親子でコミュニケーションを取りながら安全意識を高めていけるような仕組みです。これまでは、お子さんたちの通学時の様子を保護者が把握するのは難しかったのですが、それを『amue link』を通じて可視化し、かつ良いスコアのとき時は保護者側がほめてあげることで、お子さんたちの安全な行動への意欲を引き出し、まさに「子どもの自立を促す」かたちで、安全意識を高めていければな、と。
実際に試作したシステムを小学校低学年のお子さんたちとその保護者の方々にユーザーテストとしてご試用いただき、機能が十分に動いているかといった確認や、お子さんや保護者が安全アシスト機能を受け入れていただけるかヒアリングを実施しました。
日永田:さらに精度を高めていかなければいけないなと思いつつ、ユーザーテストにご参加いただいた親御さんから「価値を感じる」といったポジティブなフィードバックや、今回のユーザーテストでは対象外だった「小学5年生にも使わせてほしい」というお言葉もいただいており、手応えを感じているところです。今後も製品への搭載を目指し、たくさんのお子さんや保護者の方にご試用いただき、フィードバックをいただきたいと考えております。今年はもうひとつの「街自体を安全にする機能」もテストしていく予定です。もしユーザーテストにご興味ある方々や、この取り組みに可能性を感じていただける自治体や学校がありましたら、ぜひ『amue link』のお問い合わせフォーム などを通じて、お声がけいただいたり、応援メッセージを送っていただきたければと思います。交通事故のない、より安全な社会を実現するために、皆さんのお力をお貸しください。
小野木:繰り返しになってしまいますが、私たちは監視のためのツールを作っているわけではありません。今、日永田がお話しした未来に向けた取り組みも含め、お子さんの自立を促すことが最大の目的だというところは、この2年間、全くブレていません。そんな『amue link』をぜひ一人でも多くのお子さん、親御さんに使っていただきたいと思っています。料金プランが変わって、かなり始めやすくなったと思いますので、ぜひより多くの人にお試しいただきたいですね。よろしくお願いいたします!