スーツや着物の着付けが終わって、なんとなく慣れないしぐさや、神社でおすましした誇らしげな表情までしっかりと撮るためのテクニックを活用しましょう。
晴れ着の着付けは、美容院などで行う場合と、自宅に戻って着付ける場合があります。なるべく明るいところで撮影すると映像の発色が豊かになるので、着物の柄などがよりきれいに見えます。
撮影のアングルは、お子さんの目の高さで撮影するように心がけると、晴れ着も表情もきれいにバランス良く撮影できます。立ったままの大人の視点から撮影すると頭ばかりが見えてしまい、素敵なスーツや着物がよく見えません。
神社での撮影では、厳かな雰囲気を生かして撮影してみましょう。鳥居をくぐる姿は先回りして、正面の低いアングルからカメラを動かさずに三脚で固定して撮影すると、どっしりとした雰囲気が表現できます。お子様には鳥居の前でちょっと待ってもらい、カメラの準備ができたら合図をして、カメラに向かって歩いてもらうと上手に撮影できます。
続いて境内から社殿へ歩くところでは、お子様の前、横、後とカメラも一緒に動きながら撮影すると、固定して撮影した映像との対比(静と動)が生まれ、映像のバリエーションが広がります。
お賽銭を喜捨箱に入れ、重い紐を両手でつかみ、鈴を「ガラン、ガラン。」そして柏手を打って、なにやら神妙な顔で願い事…。そんなかわいらしい仕草は、録画を止めずに、そのまま一連で撮影すると、厳かな雰囲気が感じられる映像になります。
撮影時にカメラが、「顔」「シーン」「揺れ」「屋内・屋外」の4つの要素で撮影シーンを認識し、最適な設定を自動選択。たとえば明るい参道や暗い社殿内といった光量が異なる場所でも美しい映像が撮れます。
七五三のお子様が多い撮影スポットでもビデオカメラが検出した複数の人物の中から、特定の顔にタッチすれば、選択した人物を優先的に、フォーカスや明るさ、肌の色まで最適化します。
選択した人物が画面から外れたり、本体の電源を切っても、優先設定は継続するのでとても便利。さらに「スマイルシャッター」にも連動。選んだ人物の笑顔の写真を、優先的に自動で撮影します。