伸度の高い液晶ポリマーワニスを用いたキャスティングフィルムを開発することで、高剛性と広帯域にわたる高い内部損失(*)を両立しながらも、必要な薄さと成形に耐えうる強度を得ることに成功し、原音に忠実なサウンドを実現することができました。
* 不要な振動を抑制する作用の尺度
1つのユニットで低音域から超高音域まで再生可能な「HD(HighDefinition)ドライバーユニット」を採用し、振動板には液晶ポリマーフィルムを採用。またその形状については、数百種類に及ぶ形状パターンのシミュレーションに加え、実際の視聴を繰り返し行うことで導き出し、採用しました。さらに振動板を駆動する力の源となるマグネットには360kJ/m3高磁力ネオジウムマグネットを採用し、これらにより5Hzから80,000Hzという広帯域再生を実現しました。
遮音性に大きな影響を与えるイヤーパッドには、新開発のノイズアイソレーションイヤーパッドを採用。人間工学に基づいた数十種類の試作、検証を重ねた結果により最適な形状を導き出しました。イヤーパッドの形状を縦長にすることで隙間ができやすい耳の上下を効果的にカバーするとともに、耳の左右の幅を絞って髪の毛などの挟み込みを低減し、高い遮音性を実現します。またイヤーパッド内部のクッション材に低反撥ウレタンフォームを採用し、耳まわりの人体形状への追従性を向上することで、さらに遮音性を高めています。
ドライバーユニット側とそれを覆うハウジングとの隙間にガスケットを挿入することで、不要な音もれを防ぐと同時に外部からの遮音性を高めました。また音響的に必要なハウジングの開口部もできる限り小さくするなど、音質と遮音性とのバランスを徹底的に追求しています。
ヘッドホンを構成する部品の中で特に大きな部品であるハウジングに、比強度(強度と密度の比)が実用金属中で最も高いといわれるマグネシウム合金を採用。これによりハウジングの薄肉化が可能となり、ヘッドホン全体で従来比約10%(*)の軽量化を達成しました。さらに、不要な振動を抑え、低音のスムーズなレスポンスとクリアな中高音を再現しています。
コードを着脱式とし、3mと1.2mのコードを付属。長さが必要なスタジオでの使用においては3mコード、ロケーション現場におけるカメラ一体型レコーダー等との組み合わせによるポータブルでの使用においては1.2mコードといったように、状況に応じたコードの選択が可能です。
360 KJ/m3 高磁力ネオジウムマグネットを採用。音の解像度を高め、クリアな中高音と豊かな低音を再生します。
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