MCバトル日本一のラッパー「R-指定」とターンテーブリストであり、トラックメイカーとして活躍する「DJ 松永」による1MC1DJユニット。業界屈指のスキルを持つこの2人だからこそ実現できる唯一無二のライブパフォーマンスは必見。2016年1月20日にリリースされた1stミニアルバム『たりないふたり』はスマッシュヒットを記録。テレビや雑誌を始め、数多くのメディアにも取り上げられ、ラジオではニッポン放送『オールナイトニッポン R』のパーソナリティーを務めるなど、話題に事欠かない。現場でも、クラブやライブハウスから大型ロックフェスまで、シーンを問わず数多くの観客を魅了している。
超絶ラップを繰り広げるR-指定と、凄腕ターンテーブリスト&トラックメイカーDJ松永によるヒップホップユニット、Creepy Nuts。2017年2月にリリースした2ndミニアルバム『助演男優賞』を、エレクトロ・ベース・ブースターを搭載した最新ワイヤレスモデルMDR-XB950N1で聴いていただきました。VPT(バーチャルホンテクノロジー)をスマートフォンで調節できる専用アプリ「Sony | Headphones Connect」の楽しみ方を、ヒップホップユニット / トラックメイカーならではの視点から伝授。なお、R-指定が活躍するテレビ番組『フリースタイルダンジョン』から巻き起こっている現在の状況への葛藤を本音で聞いたインタビュー記事が、CINRA.NETにて公開中です。
ー2017年2月にリリースされたCreepy Nutsのミニアルバム『助演男優賞』を、MDR-XB950N1で聴いてみていかがでしたか?
DJ松永:低音の迫力が素晴らしいですね。俺たちはヒップホップグループなので、重低音には特にこだわって作っていて、トラックを作るときは、キックのサンプルをいくつも重ねていくのがマストな手法なんですけど、キックのファットな感じがより豊かに聴こえてきます。
R-指定:俺たちの楽曲に限らず、ヒップホップは大抵「自分最強!」ということを歌っているし、そういう気分になりたくて聴いているわけじゃないですか。重低音がしっかり鳴るこのヘッドホンで聴けば、そういう気分をより強く味わえる。このまま街に繰り出していって、肩で風を切って歩きたいですね。
ーMDR-XB950N1は、専用のアプリ「Sony | Headphones Connect」に対応しています。スマートフォンでアプリを操作することで、エレクトロ・ベース・ブースターの量感を調節することも可能ですし、Arena、Club、Outdoor Stage、Concert Hallという4種類のシチュエーションを楽しめるVPT機能をコントロールできるんです。
R-指定:Clubモードにすると、まるでクラブにいるような気分になりますね。違う空間に飛んだみたいで、不思議な感覚です。これ、なんて表現したらいいんやろ……隣のフロアでライブをやっていて、それをバーカウンターで聴いてる感じかな。ちょっと遠いところから聴こえてくるようで、たとえば街中で歩いているときとか、外の音の聞きつつ音楽を流したいシチュエーションに最適かも。
ーたとえば朝の不快なラッシュに巻き込まれたときなど、Outdoor Stageモードにすれば、野外フェスで音楽を聴いているような気分に浸れそうですね。Concert HallとArenaモードはいかがですか?
R-指定:聴き比べてみると、確かにArenaモードのほうがより広い空間で鳴っている感じがします。曲やジャンルによって、モードを選ぶと面白いんじゃないかな。たとえば“助演男優賞”は、Clubモードだと臨場感があってめっちゃ楽しい。
DJ松永:確かに。俺たちみたいなヒップホップは、Clubモードが向いていると思いますね。VPTをClubモードにして、エレクトロ・ベース・ブースターのCLEAR BASSをマックスにしたら、とんでもないことになるんじゃない?(笑)
R-指定:個人的には、どのモードもCLEAR BASSをマックスにした感じが一番好きやな。Outdoor StageモードでCLEAR BASSをマックスにした組み合わせも面白い。“教祖誕生”は、前半のちょっとリバーブがかかったところとかをOutdoor Stageモードにして聴くと、まるで大勢の前で説法を唱えているみたいな雰囲気になる(笑)。
DJ松永:そうやって曲の雰囲気によって、色々試してみたら面白いですね。
R-指定:あ、いいこと思いつきました!“みんなちがって、みんないい。”(1stミニアルバム『たりないふたり』収録)は、ヴァースごとにいろんなタイプのラッパーが登場するんですけど、そのラッパーに合わせてモードを変えていったら面白い。女の子ラッパーが登場するところはOutdoor Stageモードにすると、フェス会場みたいになるし、次の大物ラッパーのヴァースはArenaやConcert Hallモードで聴くと、でかい会場でライブをやっている感じになる。カリスマラッパーのヴァースはClubモードでアンダーグラウンドな雰囲気にして、その次のネット民はオフにする(笑)。実際にやってみたら、ラッパーたちが実際にいそうな場所へ連れて行かれるようで面白いです。
ーノイズキャンセリング機能はどうでしょうか?
R-指定:ノイズキャンセリングって、どういう仕組みになっているんですか?
ーヘッドホンに搭載された内蔵マイクで外のノイズを拾い、それと逆位相の音をぶつけることによって、ノイズを相殺させるんです。しかも、エアコンや電車の騒音、飛行機内のノイズなど、聴こえて欲しくない帯域をしっかりカットするようになっています。
R-指定:ノイズキャンセリング機能をオンにすると、全然違う!
DJ松永:ほんとだ!すごいすごい!
R-指定:これでClubやArenaモードにすると、さらに全然違う感じになります。しかも、ヘッドホンをしたまま、電話を受けられるのも便利ですね。
ーMDR-XB950N1はワイヤレスなのですが、普段はワイヤレスヘッドホンをお使いですか?
DJ松永:いや、ワイヤレスヘッドホンって、DJするときに怖いんですよ。というのも、たとえコンマ1秒でもタイムラグがあれば、曲をつなげるタイミングがズレたり、細かいスクラッチをビートに合わせたりするのが無理になってしまうから。でもMDR-XB950N1は、タイムラグをまったく感じませんね(※注1)。これならDJ用としても使えるかも。ワイヤレスヘッドホンを使ってDJができれば、たとえばヘッドホンを装着したままボディートリック(アクロバティックなDJプレイ)をしても、体にワイヤーが絡まる心配もないですね。
※ 注1 本機と接続するBluetooth機器や通信環境、周囲の状況によっては、雑音が入ったり、音が途切れたりすることがあります
R-指定:いやぁ、しかしワイヤレスって一体どうなってるんやろう。どうやって音が伝わってるん?音のテレポーテーションや!
ーMDR-XB950N1のデザイン性についてはどんな印象ですか?カラーはブラックとグリーンがあります。
R-指定:俺はグリーン派。これと同じ色合いのMA-1とニット帽を持っているので、コーディネートもしやすい。
DJ松永:でもお前のMA-1は、いまどきのオシャレなタイプとは程遠いからな。ただの作業着!
ー(笑)。こうやってハードが変化していくことで、音楽の聴き方や作り方はどのように変わっていくと思いますか?
R-指定:俺としては、機器の進化に関係なく、雑な環境で聴いてもかっこいいと思ってもらえるような音楽を作りたいと思っています。古い再生機で聴こうが、最新機器で聴こうが、「Creepy Nutsの楽曲は常にかっこいい」って言わせたい。とはいえ、作り手としてのこだわりはもちろんあります。たとえばガヤや合いの手。僕らはいつもライブを想定したレコーディングを行っているんですけど、曲によっては小ネタというか、歌詞に対するツッコミや注釈など、意味を強化するようなガヤをめっちゃ入れているんですね。しかも、かなりキャッキャと楽しみながら作っています(笑)。そういう遊びの部分も、MDR-XB950N1のような音質のいいヘッドホンで聴いてくれたら、よりハッキリ聴こえるんじゃないかな。もっともっと、小ネタを色々仕込んでやろう!っていう気分になりますね(笑)。
レーベル:Trigger Records
配信開始日:2017.02.01
収録曲数:全5曲
販売データ:ミュージック|AAC-LC 320kbps