風にそよそよと揺れる若葉は、まさに初夏の新緑のイメージです。若葉をアップで撮影するときは、逆光の位置で透過光を生かす撮りかたを試してみてください。木の下から空を仰ぎ見るようにカメラを構えれば、自然と逆光の状態になります。
カメラまかせの露出で撮ると、ほぼ目で見たままの色合いで撮れますが、頭でイメージする「新緑」よりも暗くなるかもしれません。そこで、露出を補正します。
透過光を生かすなら、晴天よりもやや雲がかかった状態の天候がおすすめです。晴天下では影のコントラストが強くなり、露出補正することで、白とびも発生しやすくなります。
また、若葉をアップで撮るときに、背景にちょうどいい木漏れ日を見つけてみましょう。絞りを開放値に近く(F値を小さく)すると、きれいな光のボケで印象的な写真となります。 |