青空も、初夏をイメージさせる風景の1つです。晴天なら、空を大胆に切りとることで、広々とした新緑の風景となります。空も、太陽を背にした順光で撮ると、青さが強調されます。
新緑の風景をより鮮やかに表現するために、必携のアクセサリーがPL(偏光)フィルターです。順光やサイド光の状態でPLフィルターを効かせると、若葉に当たる太陽光の反射による白っぽさが抑えられ、鮮やかな発色を期待できます。また、空や湖の青も、より深い色に表現することが可能です。なお、PLフィルターは、晴天のサイド光で使用すると、最も効果を発揮します。
また、PLフィルターは、広角レンズに装着すると、効果にムラができる場合があります。これは画角が広いレンズの性質上、避けられないのですが、このことを生かして、一番鮮やかに見せたい部分にPLフィルターを効かせることで、風景を印象的に演出することができます。 |