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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ [新緑編]プロカメラマンによる撮影テクニック
プロカメラマンによる撮影テクニック 新緑編
青空や水との組み合わせ
焦点距離: 11mm / F値: 7.1 / シャッター速度: 1/80秒
青空と放射状に広がる雲を大きく据えて、あえて新緑の分量を抑えることで、気持ちのいい開放感のある初夏を表現しました。
焦点距離: 11mm / F値: 7.1 / シャッター速度: 1/80秒

青空に映える新緑を撮る

青空も、初夏をイメージさせる風景の1つです。晴天なら、空を大胆に切りとることで、広々とした新緑の風景となります。空も、太陽を背にした順光で撮ると、青さが強調されます。

 

新緑の風景をより鮮やかに表現するために、必携のアクセサリーがPL(偏光)フィルターです。順光やサイド光の状態でPLフィルターを効かせると、若葉に当たる太陽光の反射による白っぽさが抑えられ、鮮やかな発色を期待できます。また、空や湖の青も、より深い色に表現することが可能です。なお、PLフィルターは、晴天のサイド光で使用すると、最も効果を発揮します。

 

また、PLフィルターは、広角レンズに装着すると、効果にムラができる場合があります。これは画角が広いレンズの性質上、避けられないのですが、このことを生かして、一番鮮やかに見せたい部分にPLフィルターを効かせることで、風景を印象的に演出することができます。

焦点距離: 50mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 8秒
ZOOM PLフィルターは、青空や若葉の反射のみを抑えて、鮮やかな色合いを出します。ちぎれ雲の白さも際立ち、すがすがしい初夏の一枚となりました。
撮影 ONE POINT!
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 【PLフィルターなし】晴天時、サイド光で新緑を撮影。太陽光にの反射によって、若葉本来の黄緑が、やや白っぽくなっています。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 【PLフィルター使用】同じ条件下で、PLフィルターを効かせて撮影。若葉表面の反射が抑えられ、本来の黄緑が生きるとともに、青空もより深い色合いになります。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 広角レンズにPLフィルターを装着すると、色ムラが発生します。ここでは、並木の真上の青空にポイントを絞って、PLフィルターを効かせました。

水を組み合わせて清涼感をプラス

日本で深い山々に出かけると、必ずと言っていいほど、清流や滝、湖などに出会います。新緑と水を組み合わせ、清涼感のある初夏を表現してみましょう。

 

水しぶきを上げる川のせせらぎは、三脚を使ってスローシャッターで撮影すると、白い筋となり、新緑に華を添えます。横位置ばかりではなく、縦位置で撮影すると、滑り落ちるような急流を表現できます。

 

また、静かな湖面に映りこむ木々も、魅力的な風景です。テーマとなる新緑が引きたつよう、緑と湖面のバランスに気を配って構図を決ることが大切です。湖面の映りこみをメインにして、新緑のイメージを間接的に伝えるのも、表現のひとつです。

焦点距離: 50mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 8秒
ZOOM 緑と青空、湖面の3つの要素の組み合わせを意識しました。手前の梢(こずえ)をシルエット的に見せて引きしめ、遠方の新緑を強調しています。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 山間を走る渓流を含めて撮影しました。水をハイライト的に組み合わせることによって、新緑が、より生き生きとした印象になります。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒 水しぶきを上げる渓流を、スローシャッターで撮影。縦位置で撮ることで、滑り落ちるような躍動感が出ました。川にせり出す枝が、緑深い風景を想像させます。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 新緑の山は控えめに切りとり、湖面への映りこみをメインに撮影。萌える山の色合いのみで、間接的に新緑を表現しました。

撮影 ONE POINT!

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1.山を彩る新緑を撮る 2.木々に近づいて撮る
3.青空や水との組み合わせ 4.悪天候も撮影のチャンス
  新緑撮影のおすすめ装備
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