撮像素子から20cm、レンズ面より5cmでワーキングディスタンスは「0」。レンズ先端まで寄り、等倍撮影のできる50mmマクロレンズは人間の視界を越えた映像の美を作り出す。周辺まで高い描写性能を持ち、フォーカス面をどこに作るかだけで作品が異なり多彩な表現ができる。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/400秒
ブルーのライトに浮かび上がるワイングラス。 グラスの質感が出る程度に絞りを1/3段絞り込み背景のボケの効果を演出。50mmマクロなら構図の自由度が高いため、グラスの表情をイメージしながら撮ることができる。ホワイトバランスを色温度設定で3000Kにして、より幻想的な色を再現。
焦点距離:50mm 絞り:F3.2 シャッタースピード:1/60秒
50mmマクロは、スナップや風景の切り取りにも、その高い解像度により繊細な被写体でも効果を発揮。絞りはF8で撮影したもの。
焦点距離:50mm 絞り:F8 シャッタースピード:1/15秒
モノを肉眼で見るときに、焦点の合う限界まで近づいた感じ。このように通常のレンズでは寄れない被写体でかつ、マクロ的ではない表現をしたい場合にも、50mmマクロは活躍する。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/20秒
50mmマクロレンズならではの写真。絞り開放で撮ることで手前の花びらをボカし、奥のディテールを効果的に表現。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/1000秒
小さなタンポポの綿毛までこのように撮れる。風で揺れやすいと同時にピント合わせが難しい被写体であるため、マニュアルフォーカスにして、撮影倍率をあらかじめ決め、カメラを前後させてピントを狙うこともテクニックのひとつ。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/250秒
水滴を主役にして絞り開放で撮影。やわらかいボケが水滴を引き立てた。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/125秒
50mmマクロレンズの解像力を生かして文字を撮る。横位置撮影だと平面的な写真になるので、カメラを斜めに構えて撮影することでピントの合った文字列が画面対角線を横切るように演出。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/20秒