マクロレンズは撮影倍率だけでなく、その高い解像度を生かして被写体を撮る。この場合、パプリカの下から光を当てることで、立体感とコントラストを引き立たせている。
焦点距離:50mm 絞り:F4 シャッタースピード:1/30秒
マクロレンズの表現力は身近なものを撮る場合でも効果を発揮する。グラスに付着したしずくにピントを合わせ、グラスの上の部分はボケを生かして表現。絞り開放で撮るほうが効果的。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/80秒
小さな指輪を撮る際、背景に対比となる物を置き、それをボケとして生かすことで被写体を浮き立たせてくれる。手前にも被写体があるとさらに効果が出る。
焦点距離:50mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/10秒
グラスの表面についたビールの気泡を等倍で撮影。この撮影の場合にも、最大撮影倍率で撮ることを目的としたので、マニュアルフォーカスにしてフォーカスリングを最大に繰り出した状態で、カメラを前後させてピント合わせを行った。表面張力でグラスについている気泡の部分まで再現できる。後ろの泡にもピントを合わせるため、絞りはF8に設定した。また、コントラストを出すため背景から光が当たるようにした。
焦点距離:50mm 絞り:F8 シャッタースピード:1/80秒