翌朝、残念ながら地中海をイメージする青空はなく、小雨模様の曇天。ニースの観光は後回しにして、先にモータースポーツの最高峰「F1」の開催地としても有名なモナコ公国へ。
ニースからはバスで1時間くらいで到着。モナコ大公宮殿のある高台に広々としたパレ広場があり、その展望からはモナコ湾や反対に位置するフォンヴェエイユ湾、そのに隣接する高級住宅地が一望できる。
曇天の天気にもかかわらず、さすがカールツァイスレンズと言わんばかりに、色が濁ることなく鮮やかに高コントラストな仕上がりとなった。
その後、カラフルな色の建物が密集する旧市街を散歩しながら撮影をした。普段であればお土産屋さんやカフェ、レストランでににぎわいのある通りも、時間が早くお店も開店前なのか、ほとんど通りが無く閑散としていた。撮影には人通りを気にすることなく快適な状況ではあったが、ちょっと寂しい感じもあった。
このような街並みを撮る時は、1絞り(F4)から2絞り(F5.6)絞って撮ることで、よりシャープな描写にすることができる。 |