5つの画作り項目
画像スタイルをベースに、撮影者の意図に応じてさらに画作りの調整ができます。
表現したい気持ちの数だけ、写真に個性と感性をプラス。
写真表現の楽しみが、クリエイティブスタイルから大きく広がります。
調整可能な項目は最大5項目です。ベーシックな画像スタイルを用意している〈基本スタイル〉では、3項目の基本的項目を設定可能。
〈スタイルボックス〉に登録した画像スタイルでは、より自由にクリエイティビティを発揮できるよう、5項目すべての設定が可能に
なっています。変更した設定値は、そのままカメラに記憶されるため、撮影のたびに設定を繰り返す手間はありません。
各項目の基準値(±0)は、画像スタイルの画作りの特性によって異なります。たとえば、[ビビッド]の場合、彩度とコントラストの基準値(±0)は、[スタンダード]の基準値(±0)よりも高めとなっています。
+側に設定するほど明暗差が強調され、インパクトのある仕上がりになります。
-3
±0
+3
+側に設定するほど色が鮮やかになります。−側に設定すれば、控えめで落ち着いた色に再現されます。
-3
±0
+3
解像感を調整できます。+側に設定すれば輪郭がよりくっきりと。逆にやわらかく表現したい場合は−側に設定します。
-3
±0
+3
画像の明るさを−3〜+3で調整できます。
-3
±0
+3
白とびや黒つぶれを防ぎ、より階調の豊かな描写が得られる、α独自のパラメータです。
例えば白とびを防ぎ、高輝度域の階調を豊かに表現したい場合、どうするか。露出をマイナス補正して撮影するとハイライトをとばさずに再現できますが、被写体の重要な部分であるミドルトーンが暗くなってしまいます。ゾーン設定は、露出調整でハイライトを再現しつつ、画像処理でミドルトーンを適正露出と同じレベルに調整します。このように、露出調整と画像処理が連動して切り換わる機能がゾーン設定です。
〈ハイキーなシーン〉+側に調整
±0
+2
白とびの防止や、高輝度側の階調をより大切に表現したいときに力を発揮します。
±0
▼+2
〈ローキーなシーン〉−側に調整
±0
-1
黒つぶれの防止や、つぶれ気味だった低輝度域の階調をよりデリケートに再現したいときに効果的です。
±0
▼-1