ビームフォーミング技術により、従来のショットガンマイクの常識を覆す、世界初(*)の8つの収音モードを搭載。直感的なダイヤル操作で収音モードを切り換えできる、使い勝手のいい小型・高音質マイクです。ECM-M1は、このマイク1つで映像収録時にあらゆるシチュエーションにおいて、簡単かつ最適な音声収録を可能にします。
* 2023年7月広報発表時点、ソニー調べ。カメラ用マイクロホンとして
複数のマイクカプセルを用い、感度を調整することで収音指向性を制御する「ビームフォーミング技術」とデジタル信号処理で、4つのマイクカプセルから全8モードの収音パターンを選択することが可能。収音感度を目的の方向では高く、それ以外では低くすることにより、収音したい音がよく聞こえ、周囲の不要な音を抑制します。
* 本モードは適応ビームフォーミング技術を適用しています。これはマイク正面の目的音を取り込むと同時に目的音近くの不要音を強力に抑制する技術です。遠方からの環境音は適度に残して収録されます。また狭い部屋など反響の大きい空間や、本機と被写体との距離が離れている環境で撮影する場合、他の指向性に比べて音が小さく聞こえることがあります
本機の背面に、直感的に収音モードを切り換えられるダイヤルを搭載しました。選びたい収音モードにダイヤルの目印を合わせることにより、簡単にお好みの収音モードを選択することができます。また、ダイヤル中央部のボタンを押すことによって、ダイヤルの動きを固定/解除できるロック機能も備えています。
耳障りな定常的雑音をデジタル信号処理で効果的に除去する「ノイズカットフィルター」を搭載し、クリアに収音します。また、低音域である風切り音や空調ノイズ、振動ノイズなど不要な音を低減する「ローカットフィルター」も搭載しています。ポストプロダクションでのノイズを除去する工程を軽減でき、作業の効率化に寄与します。
デジタルオーディオインターフェースに対応したマルチインターフェースシューを搭載したカメラ(*)と組み合わせることで、音声をデジタル信号のままダイレクトに伝送。劣化のない高音質録音を実現します。
* 2023年7月発表時点:α1/α9 II/α7R V/α7R IV/α7S III/α7 IV/α7C/α6700/ZV-E1/ZV-E10/FX3/FX30。カメラのデジタルオーディオインターフェース対応/非対応は、サポートサイト をご確認ください
※ デジタル接続かアナログ接続を切り替える「Digital/Analog スイッチ」は、出荷時は「Digital」に設定されています
※ デジタルオーディオインターフェース対応カメラの4ch記録対応の表記が誤りのため、削除しました(2023年8月4日)
本機に対応するデジタルオーディオインターフェース非対応のカメラ(*1)への装着でも、ECM-M1の性能を十分に生かした収録が可能です(*2)。
利用できる機能
・8つの収音モードの切り換え
・マイク内でのAD変換
・ノイズカットフィルター
・ローカットフィルター
・アッテネータ
*1 カメラのデジタルオーディオインターフェース対応/非対応は、サポートサイト をご確認ください
*2 記録は2chになります
※ 画像のマイクはECM-B1Mです
低域の振動ノイズを効果的に抑制する防振構造を採用。また、ケーブルレス仕様により、ケーブル経由の振動ノイズも排除しています。
ファータイプのウインドスクリーンを付属。風のある屋外での撮影でも風ノイズを低減して収音できます。
本機は4つの高性能マイクカプセルを菱形にレイアウトし、ビームフォーミング技術とデジタル信号処理により、全長(約)64.4mm、幅(約)40.0mm、高さ(約)72.2mm、質量(約)65gという、圧倒的なコンパクトサイズを実現しています。
APS-Cカメラでもフルサイズカメラでも、ボディと組み合わせたシステムとしてコンパクトなので、撮影時の自由度が向上し、機動力の高い撮影が可能です。また、ジンバルやグリップを使った撮影でも組み合わせやすく、広角レンズ使用時でもマイクの映り込みの心配がなく使用できます。後方も短いので、撮影者の額がマイクにぶつからず、ファインダーをのぞいての撮影も容易にできます。
マルチインターフェースシュー対応により、バッテリー、ケーブルが不要で、カメラに取り付ければすぐに収音できる簡単なセッティングとなっています。電源供給はカメラからマイクへ直接するので、マイクのバッテリー切れを心配することなく撮影を続けられます。また、マルチインターフェースシュー経由でカメラと接続するためケーブル不要で、バリアングルLCDモニターを横開きにして撮影してもケーブルが干渉しません。
本機は4チャンネル記録に対応しています(対応カメラのみ(*1))。3/4チャンネルに全指向性パターンのセーフティ記録が可能です。1チャンネルおよび2チャンネルに選択した収音モードで収音しながら、同時に予備として3チャンネルに全指向性(固定)、4チャンネルに全指向性(‐20dB固定(*2))で収音することができます。
*1 4チャンネル記録の対応カメラの記載に誤りがあり、訂正しました(2023年8月4日)。4ch記録対応カメラ:α1 /α7R V /α7S III / α7 IV / α6700 / ZV-E1 / FX3 / FX30(2023年7月発表時点)。カメラ本体にECM-M1を接続後、MENUから、マルチインターフェースシューの音声設定を48kHz/24bit 4chに選択してください
*2 大音量で音声入力した場合の音割れを防ぐものではありません
録音レベルなどのオーディオ設定がスイッチやダイヤルで行えます。簡単な操作で一目で状態が確認できるので、意図しない収音設定を防ぐことができ、安心して使用できます。
FILTERスイッチ:NC(ノイズカットフィルター)、LC(ローカットフィルター)、OFFから選択できます。
アッテネータ(ATT)スイッチ:収録したい音声の大きさに応じて選択できます。
AUTO/MANスイッチ:AUTOは録音レベルが自動的に調節されます。MANは録音レベルをAUDIO LEVELダイヤルで調節可能です。
AUDIO LEVELダイヤル:AUTO/MANスイッチが「MAN」のとき、録音レベルを調節可能です。
DIGITAL/ANALOGスイッチ:デジタル入力/アナログ入力を切り替えられます。
防塵・防滴に配慮した設計(*1)なので、同じく防塵・防滴に配慮しているカメラボディやレンズとの組み合わせで、屋外でも気軽に撮影が楽しめます(*2)。
*1 防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません
*2 マイクカプセル部分が濡れた程度では故障することはありませんが、濡れたままの状態でご使用になると音質に影響が生じます。水や汚れが付いた場合は乾いた布で取り除いてください
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