ECM-S1は、ストリーミングマイクロホンとしての高音質を、小型・軽量な筐体で実現。ソニー製カメラのマルチインターフェース(MI)シューに装着したレシーバーとマイクロホンのワイヤレス接続に対応し、屋内外での高品位な映像と音声の同時収録・配信を、高い機動性と共に提供します。Bluetooth 5.3(Bluetooth Low Energy)によるワイヤレス接続に加え、 USB Type-C(R)端子をマイクロホン・レシーバー双方に搭載することで、既存のUSBマイクとしてマイクロホン単体でのPC・スマートフォン等への接続性も確保しています。本機は幅広い対応機器との接続によって、屋内外でのトークや、楽器演奏など様々なシーンの収録、および配信を可能にします。
ECM-S1のマイクロホンには、ステレオを含む3つの収音モードに応じた専用設計カプセルを含む、3つのΦ14mm大口径カプセルを搭載しています。高感度かつワイドレンジな周波数特性を実現し、クリアな収音が可能です。
低い固有雑音と広いダイナミックレンジによって、小さい音までクリアに収音できます。特に、人の声の収音では、フラットな周波数特性をベースに、自然かつクリアに捉えるようにチューニングすることで、ストリーミングマイクロホンならではの口元での豊かな質感の収音を可能にします。
デジタル信号処理で空調ノイズなどの耳障りな雑音を効果的に除去するノイズカットフィルターを搭載し、周辺環境の騒音やノイズを抑えたクリアな収音を実現します。また、 風切り音や振動ノイズなど不要な音を低減するローカットフィルターも搭載。なお、ノイズカットフィルター、ローカットフィルターの入/切は、マイクロホンのフィルタースイッチ(NC/LC/OFF)で切り替えできます。これにより、ポストプロダクションでのノイズを除去する工程が軽減され、作業効率に寄与します。
使用状況に応じて選べる3つの収音モードを搭載。マイクロホン側の指向性切り替えスイッチで収音モードを選択することで、音声や周辺の音を適切に録音できます。
[ステレオ 単一指向性]
左右の音の広がりを臨場感豊かに捉えます。音楽の演奏や楽器・歌唱の演奏を伴ったパフォーマンスなどに適しています。
[モノラル 単一指向性]
背後の音は抑えつつ、前方の音を幅広く収録できます。ナレーションやボーカル、ポッドキャスティングなど、使用者が一人で発声するような場面に適しています。
[モノラル 全指向性]
すべての方向に等しい感度を持ちます。複数の人の声の収録や、その場の雰囲気を捉えた収録に適しています。
マイクロホンに口を近づけて収音をする際に発生するポップノイズを減らすことが出来ます。ボーカルやナレーションなどの音声を最適な状態で収録をすることができます。
ECM-S1は、小型・軽量なマイクロホンとレシーバーによって高い機動力を高音質とともに実現しています。自宅スタジオなどの室内に加えて、カメラと一緒に屋外の撮影に持ち出すなど、さまざまな環境で使用することが可能です。
[マイクロホン]
大きさ:幅(約)63.0mm × 高さ(約)137.5mm ×奥行(約)63.0mm
質量:約157g(スタンド含む)
[レシーバー]
大きさ:幅(約)32.0mm × 高さ(約)29.0mm ×奥行(約)50.0mm
質量:約25g
マイクロホンに装着できるスタンドを同梱(*1)しており、収音中にマイクロホンを自立させることができます。スタンドはマイクロホンの角度を前後に調整することもできます。また、スタンドを取り外して、マイクロホンの底面にある三脚用ネジ穴(1/4 インチ)によって三脚に接続したり、市販のマイクアームに取り付けることができます(*2)。
*1 お買い上げ時はマイクロホンに装着されています
*2 市販の変換アダプターが必要になります
レシーバーとマイクロホンはそれぞれバッテリーを内蔵しており、屋外での長時間の収録を可能にしています。レシーバーは、カメラとのマルチインターフェース(MI)シュー(*1)およびPC等とのUSB Type-C接続時は、直接給電による連続使用が可能です(*2)。マイクロホンは、内蔵バッテリーをUSB Type-Cケーブル経由で起動中のPCなどに接続して満充電にした場合、約13時間の連続使用が可能です。また、USB Type-C接続時は、直接給電による連続使用が可能です。
*1 マルチインターフェース(MI)シュー対応モデルでも、RX1R IIやZV-1など一部のモデルでは、マルチインターフェースシュー経由で電源が供給されません。この場合、レシーバーの内蔵バッテリーのみの連続使用時間は、最大3時間となります
*2 マイク出力端子からのアナログ音声出力時は内蔵バッテリーを満充電することにより、約3時間の連続使用が可能です
マイクロホンには、収音レベルを調整できる独立したAUDIO LEVELダイヤルを搭載。音声の入力レベルをLEDでリアルタイムに確認しながら、上部のダイヤルでマイク音量を直感的な操作で調整可能です。また、マイクロホンをレシーバー経由で、カメラ・PC、スマートフォンなどの機器と接続する際、マイクロホンとレシーバーのLINKランプで接続状態を確認できます。
Bluetooth 5.3(Bluetooth Low Energy)とLC3plus(*1)コーデックを採用することで、低消費電力、低遅延、高音質を実現しています。見通しの良い場所であれば、レシーバーとマイクロホンの間で最長150m(*2)まで通信可能。また、省電力化により十分な稼働時間を確保しながらのバッテリーの小型化も可能となり、マイクロホン・レシーバーそれぞれの小型・軽量化に貢献しています。また、ワイヤレスにより、カメラ、PCやスマートフォンなどと離してマイクロホンを設置できるため、例えば屋外でのトーク配信や楽器の弾き語りの収録での自由度が向上します。
*1 LC3plusはECM-S1で使用されているオーディオ規格です
*2 レシーバーの位置からマイクロホンが見えている時の目安となる距離です。金属、人体などの障害物や反射面の有無など周囲の状況や電波状況により変化します
デジタル一眼カメラ α(TM)(Alpha(TM))シリーズや、VlogカメラZVシリーズなど、マルチインターフェース(MI)シュー搭載のソニー製カメラに接続すると、電源はカメラ本体よりレシーバーに供給されます。マルチインターフェース(MI)シュー経由で、カメラにレシーバーをケーブルレスで装着することができ 、レシーバー用の電源を別で確保したり、音声出力ケーブルを接続する必要はありません。
※ マルチインターフェース(MI)シュー対応モデルでも、RX1R IIやZV-1など一部のモデルでは、マルチインターフェースシュー経由で電源が供給されません
デジタルオーディオインターフェースに対応し、マルチインターフェース(MI)シューを搭載したカメラとレシーバーを組み合わせて使用することで、音声をデジタル信号のままダイレクトに伝送。劣化のない高音質録音を実現します。マルチインターフェースシュー搭載のソニー製カメラと本機を組み合わせることで、ワイヤレスマイクとしての自由度の高い撮影スタイルをサポートしながら、高音質な音声と映像が合致した動画撮影や配信することができます。
※ カメラのデジタルオーディオインターフェース対応/非対応は、サポートサイト をご確認ください
ECM-S1のマイクロホンとレシーバーは、いずれもUSB Type-C(R)端子を搭載し、48kHz/24bitのデジタル音声出力に対応しています。PCやスマートフォンとUSB接続したレシーバー経由でマイクロホンとワイヤレス接続、あるいはマイクロホンを直接PCやスマートフォンにUSB接続するなど、多様な接続方法で動画撮影・ストリーミングなどに使用できます。また、レシーバー側に音声出力端子として、 Φ3.5mmミニジャック(ステレオ)を搭載しています。マルチインターフェース(MI)シュー非搭載のカメラや、PC、ICレコーダーなども組み合わせて使用できます。
*1 USB Audio Class1.0対応の機器と接続した場合に限ります。また、機器によっては市販のOTG変換アダプタが必要になる場合もあります
*2 ご使用の際は、市販されている変換アダプタが必要な場合があります。接続する機器については各メーカーの仕様をご参照ください
マイクロホンにヘッドホン(*1)出力端子を搭載。マイクロホンとPCやスマートフォンなどをUSB接続して録音する際に、ヘッドホン(別売)をマイクロホンのヘッドホン出力端子に接続することで、接続先の機器を介さずに音声をモニタリングすることができます(*2)。また、マイクロホン下部のダイヤルを1回短押しすることで、ヘッドホンの音量調整が可能です。
*1 Φ3.5 mm ミニジャック(ステレオ)(3極)です
*2 USB Audio Class1.0対応の機器とUSB接続していないときにヘッドホンを接続しても、音声をモニタリングすることはできません
マイクロホンのヘッドホン音量/MIX比調整ダイヤルを長押しすることで、マイクロホンから入力される音声音量と、PCやスマートフォンなどからのUSB接続機器の音量のMIX比を調整することができます。
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