フルオートの簡単撮影機能のほか、本格的にクリエイティブな意図を反映できる露出モードを搭載。シャッタースピードと絞り値を自動設定する「プログラムオート(P)」をはじめ、「絞り優先(A)」「シャッタースピード優先(S)」「マニュアル(M)」モードのほか、好みの設定を登録できる「MR(メモリーリコール)モード」を搭載。モードダイヤルから自分好みの設定をすばやく呼びだせます。
最高約11コマ/秒の「Hi+」から最高約3コマ/秒の「Lo」まで4段階で選べる連続撮影のほか、多彩なブラケット機能をドライブモードに搭載。「ホワイトバランスブラケット」やDレンジオプティマイザーの値を段階的にずらす「DROブラケット」、「連続ブラケット」「1枚ブラケット」では、0.3EV、0.5EV、0.7EV、1.0EV、2.0EV、3.0EVステップで3枚または5枚のブラケットに加え、0.3EV、0.5EV、0.7EV、1.0EVステップで9枚のブラケット撮影も可能です。ハイダイナミックレンジ(HDR)合成のような、デジタルならではのクリエイティブな表現に活用できます。もちろん「セルフタイマー」にも対応しています。
撮影シーンに応じてモードを選択するだけで、カメラが自動的に絞りやシャッタースピードはもちろん、ホワイトバランスや画質まで、シーンに最適になるようコントロールします。「ポートレート」「風景」「マクロ」「スポーツ」「夕景」「夜景ポートレート」「夜景」「手持ち夜景」「人物ブレ軽減」モードの9種類から選択できます。
「オートホワイトバランス(AWB)」に設定すれば、カメラがシーンの光源を自動で判定して、色のバランスが最適になるよう調整します。そのほか、赤みや青みを強調したい場合は、「太陽光」「電球」「蛍光灯」などのプリセットモードから選択できます。さらに、「色温度・カラーフィルター」「カスタム」も搭載。また、より細かく調整できるホワイトバランス微調整では、A-B方向のステップ幅を従来の2倍、G-M方向のステップ幅を従来の4倍に細分化し、さらに精度の高い調整が可能になりました。
ホワイトバランス色温度設定を簡易化。また、カスタムホワイトバランス操作時の設定ステップを減らし、操作性を高めています。
白熱電球などの光源下でホワイトバランスが「オートホワイトバランス(AWB)」のとき、優先する色味を「標準」「雰囲気優先」「ホワイト優先」から設定できます。暖かみのある表現にしたいときは「雰囲気優先」、白を白く描写したいときは「ホワイト優先」と、ホワイトバランスの特性を選択できます。
CMOSセンサーがとらえた画像を1200分割し、被写体の色や光の状況を細かく分析して高精度な測光を行います。測光モードは、各エリアの測光データをもとに適正露出を算出し、失敗の少ない露出制御を行える「マルチ測光」、知識や経験が生かせる「中央重点測光」、狙った部分だけを測光する「スポット測光」、画面内の最も明るい領域を自動検出して測光し、ハイライトの白とびを防ぐ「ハイライト重点測光」、画面全体の明るさを平均して測光する「画面全体平均測光」から、被写体やシーンに応じて選択できます。
液晶画面にグリッドラインを表示できるので、水平や垂直の傾きを補正しながら、緻密なフレーミングが可能です。グリッドラインの表示は「3分割」「方眼」「対角+方眼」の3種類から選べます。
ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)時を含む、手動でのピント合わせを行うときに便利なのが「MFアシスト」機能。画面を自動で約5.9倍または約11.7倍に拡大表示してピントを合わせやすくします。マニュアルフォーカスモード設定時には、フォーカスリングの回転操作に連動して(*)自動的に拡大表示に切り替わります。
* マウントアダプターLA-EA4(別売)またはLA-EA3(別売)を使用して「Aマウントレンズ」を装着した場合には、「ピント拡大」機能を使用することで、手動で拡大表示可能
「ピント拡大」機能でピントを合わせたいエリアを選択し、ファインダーまたは液晶モニター上で拡大表示させた状態からオートフォーカスでピントを合わせることが可能に。拡大表示中は、フレキシブルスポットより狭いエリアでピントを合わせられるため、マクロ撮影時などのピントによりシビアなシーンに有効です。また、オートフォーカスでピントが合った状態から拡大表示することもでき、ピント位置の確認やピントの合わせ直しもできます。
「シングルAF(AF-S)/コンティニュアスAF(AF-C)」時にピントが合わなければ撮影できない「フォーカス優先」、ピントが合っていなくてもシャッターが切れる「レリーズ優先」、両方のバランスをとった「バランス重視」設定が可能。ピントとレリーズタイミングの両方のバランスを重視しながら撮影できます。
ワイヤレスフラッシュ撮影時も後幕シンクロ(*)やスローシンクロが選択できるようになり、より自由度の高いライティングが可能になりました。
* 光通信式ワイヤレスフラッシュ撮影時は、後幕シンクロ撮影ができません
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