商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αG レンズへの情熱 (品質保証のこだわり)
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The G Spirit
G レンズへの情熱

ソニー株式会社 デジタルイメージング事業本部 AMC品質保証部

笠井 徹

笠井 徹

山田 勇二郎

山田 勇二郎

藤原 収二

藤原 収二

「レンズの役割は、撮影者のイメージをふくらませること。
レンズの個性が、"自分が納得できる写真"を生みだします。」

G レンズとしての資格

笠井私たち品質保証部は、開発されたαレンズの品質を評価します。 品質には光学性能・信頼性・使い心地…すべてが含まれますが、その評価の判断基準が一桁上であるのが、G レンズです。 こだわった光学設計をして、いい素材を使って、精度の高い組立・調整をしても、狙った品質が出なければG レンズとは名乗れない。 その判定は、私たちが下します。

山田使い心地・信頼性とかありますが、お客様が期待しているのは、なんと言っても「写り」です。 自分なりのこだわりに応えてくれるレンズであること。 それも高いレベルで満足していただけるのがG レンズです。

藤原デジタルになって、レンズ性能は飛躍的に高いレベルが要求されています。 ピントも、今はパソコンや大画面テレビで拡大して見ることができますから、シビアです。

描写力を評価する

笠井評価という面で、譲れない部分はやはり描写力です。 画質評価ミーティングで、徹底的に行います。 まずは、撮影時にピントがあわせやすいか、撮った画像は自分が思ったように再現されているか、総合的に評価します。 もちろん画像の中心部だけでなく画像の周辺部の状態まで詳細に評価しています。 焦点距離や絞りも変えて…他社レンズには負けられません。

山田描写力には様々な要素がありますが、αレンズは"ボケ"にもこだわっています、とくにG レンズでは…。 例えば、風景の中で人物を撮影するとき、顔の表情はクッキリ写したい、しかし背景には邪魔されたくありません。 自然にスーッとぼかしたい。 その撮影者の意図に応えてくれるのが、G レンズ。 ピントからはずれた部分もきれいに描写できます。 他社のレンズとは一線を隔した「味を持ったレンズ」を目指しています。

笠井レンズメーカによって、ボケかたが違う。 濃かったり、線がはいったり…光学設計の時、配慮するかしないか、レンズの収差をどう処理するかがポイントです、あとの作り込みの段階ではどうしようもありません。 非点収差・コマ収差・色収差…光は単一な波長ではありませんから、各波長でピントの位置が微妙に変わる。 これをレンズの中心から周辺部まで、いい位置に揃えるために補正をします。 レンズの枚数を増やしたり、高い硝材を使ったり…どこまで挑戦するかが、G レンズのこだわりです。

画質評価ミーティング

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写真はレンズで決まる

藤原例えば、普通のレンズで撮って満足している写真があったとします。同じシーンを同じ条件でG レンズを使って撮ると、いままで満足していたはずの写真が、物足りなくなってしまう。レンズの描写力の違いが明らかにでてきます。画面からオーラーがでるとでもいうか…。

笠井写真レンズに携わっている者は、カメラのボディは単なる暗箱だと思っています。シャッターチャンスだとか構図であるとか、人がほめてくれる写真はいろいろな要素が絡みます。でも、自分が納得できる写真というのは写真に写っている描写にも不満が残らないことが望まれます。写真はレンズが生命…だからこそ、G レンズの品質評価には少しの妥協も許されません。

恒温室での性能・機能試験
恒温室での性能・機能試験
低温環境下で、レンズの基本性能をコリメーター等で評価します。
  積分球によるフレアー測定
積分球によるフレアー測定
レンズ内部でのフレアーを測定します。

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