ラインアレイスピーカーは、複数のユニットを線状に連結して構成するスピーカーシステムで、壁面やガラスの反射を抑えてクリアに音を届けます。
狙った場所に音を届ける 96kHzのサンプリングレートDSPによる高精細ビームコントロール対応により、座席が階段状に設置された会場のどの席にも均一に音を伝えます。
ラインアレイシステムの歪みの少ないクリアな高音質を実現しているのが、ソニー独自の矩形型平面振動板を採用した磁性流体スピーカーです。このユニットをわずか48mmという稠密さで等間隔に並べることによって、高精度ビームコントロールによる制御を可能にし、歪みを極限まで抑えます。
コンパクトなボディに8ch アンプ / DSPを内蔵し高音圧を提供します。
SLS-1Aは最大6台まで(電源は3台まで)連結して拡張することができ、縦横いずれも設置が可能です。
LANケーブルと電源をカスケード接続できます。(電源のカスケード接続は3台まで)
アナログ入力(ライン入力)のほかDante(R)デジタルオーディオネットワークインターフェースに対応しており、Dante対応製品に接続することができます。
ビームコントロール設定は、施設にあわせて以下の3方式から選んで設定をすることができます。
1 本体のディップスイッチによる設定
2 Line-Array Speaker Manager
Line-Array Speaker Managerは、無償のアプリケーションソフトウェアです。一つまたは複数のSLS-1Aの設定および運用を、ネットワークを介して遠隔操作により行います。
※ 1月頃よりダウンロード開始予定
3 AFMG(R)社製の音響シミュレーションソフトEase(R) Focus 3/FIRmaker 3Dからエクスポートした指向性制御データを、「Line-Array Speaker Manager」アプリケーションに取り込み、スピーカーに転送して詳細な音場設定が可能です。
※ Ease(R) Focus用のSLS-1Aのスピーカーデータは準備が整いしだい公開します
テレビ ブラビア(R)やプロジェクター、Crystal LEDなどの大画面ディスプレイの上下に本機を横配置することで、仮想音源スピーカーを生成できます。これによって画面内に音を定位させることが可能となり、映像と音が一体となった視聴体験を提供します。
※ 本機能は、上下に設置したそれぞれのラインアレイスピーカーの遅延量、周波数特性およびゲイン(音量)を、視聴する位置に合わせて調整をすることで実現します