ラージセンサーの表現力を求める現場からの要求に応え、スケールを問わずさまざまな撮影スタイルを高い操作性でサポートします。例えば、PLレンズを装着しビューファインダールーペを覗くスタイルや、EマウントレンズでタッチパネルでAFを操作するソロ撮影、さらには主要な設定をアウトサイドから確認したいプロジェクトスタイルなど、用途に応じて柔軟にセッティングできます。
クリエイターからのフィードバックを踏まえ、操作部材の形状や配置を徹底的に検討しました。BURANOでは特に、小規模やソロ撮影での使い勝手を考慮し、操作面にシネマ撮影に必要な主な操作部材を集約したほか、暗い環境でも視認性の良い光るボタンを採用。また撮影状態が周囲のクルーから確認しやすいようタリーランプを3か所に配置しています。
BURANOは、撮影スタイルに応じて向きを自由に変えられる3.5型のLCDモニターを採用。ビューファインダールーペを装着したり、画面タッチによるオートフォーカス操作ができるほか、外向きに取り付ければ、プロジェクトスタイルにも対応します。
LCDモニターのホーム画面には、シンプルで直感的に操作ができるメニューを表示。フレームレート(FPS)、露出インデックス(EI/Gain)、シャッター、NDフィルター、LUT、ホワイトバランスの6つの基本的な項目および記録動作などのステータスを表示します。6つ項目はそれぞれのITEMキーのほかタッチ操作でも設定ができ、状況に応じた操作をサポートします。また撮影を邪魔しないよう、各種撮影情報は画面の上下左右にすっきりと整理して表示しています。
Webサイト上でBURANOのメニュー動作を試すことができます。
※ Sony Globalのサイトにリンクします
※ 注意事項
動作ブラウザ:Google Chrome 63以上、Safari 10以上
※ 制限事項
・本シミュレータは全て実機と同様に動作することを保証するものではありません
・本体ファームウェアVer.1.0をシュミレートしています
プロジェクト、ソロ撮影いずれのスタイルでも使える堅牢なT字ハンドルとLCDモニター用のアームを同梱しています。
ソロ撮影での音声同時収録も配慮し、操作面にはマイクとスピーカーのほかヘッドフォン端子(ステレオミニジャック)を内蔵しているほか、端子面にXLR端子を備えています。またFX9(PXW-FX9, PXW-FX9K)に同梱のハンドルを装着すれば、4チャンネルの音声収録ができるXLRアダプターキット XLR-K3M(別売)などの、マルチインターフェース(MI)シューアクセサリが使えます。
新たにCFexpress Type B対応スロット2基を搭載しました。X-OCN LT の8K撮影データを含む膨大な高ビットレートの映像を安定して書き込むためにVPG認証を取得したCFexpress TypeBカードをお使いください(*)。デュアルスロットでリレー記録・同時記録もできるほか、汎用性の高いメディアのため現場でのデータバックアップや受け渡しに便利です。またSDカードスロットを搭載しており、SDカードにプロキシやカメラ設定情報を保存できます。
* 本モデルはAXSメモリーカードには非対応です。また、VPG非対応のCFexpress TypeBメモリーカードでは動作保証しておりません。ソニー製 CFexpress Type B メモリーカードを使用いただく場合、VPG対応の「CEB-G1920T(1920GB)」「CEB-G960T(960GB)」を選択ください。詳細はこちら
グリップリモコン GP-VR100(別売)を装着すれば、ズームレバー、録画START/STOPボタンやマルチセレクターなどを使って、ソロ撮影スタイルでBURANO本体のコントロールが容易になります。グリップアサイナブルダイヤルにはNDフィルターやIRIS操作をアサインすることもできます。アーム基部のレバー操作により、ネジを緩めることなくワンタッチでアームの角度を調節できます。
2つのSDI端子(BNC型、SDI OUT 1(12G)およびSDI OUT 2(3G))、HDMI OUT端子(Type Aコネクタ)を備え、外部モニターなどとの接続に活用できます。REF IN/OUT端子も備えており、Genlockをかけられます。また、有線LAN、ワイヤレスLAN、USBテザリングなどネットワーク機能も搭載しています。
BURANOは、スマートフォンアプリCreators’ App for enterprise と連携し、クラウドサービス「C3 Portal」へのファイル転送を簡単に行うことができます。(将来対応予定)(*)
* Creators’ App for enterpriseの詳細は、Creators’ App for enterpriseのヘルプを参照ください
BURANOは、スマートフォンアプリMonitor & Controlアプリケーションを用いてリモート操作、ファイル転送、カメラ映像や再生映像のモニタリングが可能です。(将来対応予定)(*)
過酷な撮影現場での使用を想定し、本機の筐体には堅牢性に優れたマグネシウム合金とアルミニウムを採用しました。また長時間の撮影に配慮し、電気系と分離した高効率で小型なベンチレーションシステムを搭載しています。精度が求められるフランジバック調整のPLマウントフランジ部には信頼性の高いトルクスネジを採用しています。
※ 1クリップでの記録時間の目安です。複数クリップの場合はこれより短くなります
- S700プロトコル(Ethernet接続)に対応しソニー製リモートコントロールパネル(RCPシリーズ)からリモートコントロール可能
- アナモフィックレンズ使用時の1.5倍デスクイーズ表示機能追加
- マルチマトリクス補正機能使用時、調整色範囲を表示する機能を追加
- 「Monitor & Control」(Ver. 2.0.0)との組合わせ時の 画質・遅延改善、
マルチカメラモニタリング機能(最大4台、iPadOS 16.0以降必須)
Waveform/Zebra/False Color/Histgram表示機能追加などの対応
- 新しいイメージャースキャンモードの追加
- XAVC収録時のSDI出力に外部出力におけるカメラステータスを表示できるようにように改善
- 外部出力におけるカメラステータス表示のレイアウト変更(撮影映像に重ねて表示していたものを、重ならない表示に変更)
- S&Q HFRにおける選択可能なfps追加(66, 72, 75, 88, 90, 96, 110fps)
- X-OCN 16:9 イメージャースキャンモード時 24.00fps 追加
- イメージャースキャンモード FF Crop 6K時 手ブレ補正 Active / High が選択可能に
- アナモフィックレンズ使用時の1.8倍デスクイーズ表示機能
- 高輝度域の飛び・低輝度域のつぶれが見やすくなるハイ/ローキー機能の追加
- ホワイトバランスのメモリーポジションの増加(3つから8つへ)
- S-Log3選択時のVFの見え方を709相当にするガンマ表示アシスト機能を追加
- X-OCN収録メタデータへの情報追加(ブリージング補正・手ブレ補正情報)