新開発の8チャンネル光学ドライブユニットを搭載し、読み出し平均転送速度2Gbps、On-the-flyベリファイ記録で1Gbpsの高速転送を実現します。XAVC 4Kファイルは実時間以下で確実な転送が可能になります。
オプティカルディスク・アーカイブ第2世代は3.3TBの大容量化を実現します。
第2世代で採用する「アーカイバル・ディスク」は、ソニーとパナソニック株式会社が共同開発した業務用次世代光ディスク規格です。積層記録膜を両面で6層化したことで記録容量を飛躍的に増大させ、さらに記録膜1層あたりの記録容量を最大限に高めるためにランド&グルーブ記録技術(*1)を採用しています。また、記録膜に酸化物を用いることで耐久性を向上し、保存寿命は100年を超え(*2)、長期保存ニーズに応える耐久性を保持しています。
*1 ランドアンドグルーブ記録とは
光ディスクの記録層はレコードの溝のようにらせん状の配列になっており、記録層の溝は凹部分(グルーブ)と凸部分(ランド)で構成されています。アーカイバル・ディスクはグルーブとランド両方に記録し、さらに狭トラックピッチにより、1層当たりの記録密度を増大させています
*2 国際規格ISO/IEC 16963を参考にした弊社加速試験による推定値です。使用環境により異なる場合があります
ドライブユニットはUSB 3.0インターフェースで接続が可能です。ドライブやカートリッジの複雑な接続設定が必要なく運用をスタートすることができます。無償で提供するドライブソフトウェア「Optical Disc Archive Software」をインストールするだけでWindowsおよびMac OS上でコンテンツを手軽に運用可能です。PC上で扱えるデータファイルはすべて記録することができ、専用エクスプローラー「Optical Disc Archive Filer」でプロジェクト単位や階層分けなど、任意の保存方法をお選びいただけ、簡単に操作することができます。
コンテンツ管理用の簡易アプリケーション「Content Manager」が1ライセンス標準バンドルされています。
●主な機能
・XDCAM、XAVC、XAVC Sなどソニーの4K/HD映像フォーマットを中心に幅広い映像データに対応
・映像ファイルからのアーカイブ用Proxy映像生成に対応(*)
・アーカイブカートリッジを介したContent Manager間のメタデータ連携に対応
・データベースコピー機能を搭載し、メディアの複製、データベース移行が可能
・アーカイブ時のチェックサム機能(MD5)
・カートリッジラベル印刷、カートリッジごとのCSVファイルリスト作成機能
* MAC版ではApple ProResコーデックからのProxy映像生成に対応