新開発の8チャンネル光学ドライブユニットを搭載し、読み出し平均転送速度3Gbps、On-the-flyベリファイ記録で1.5Gbpsの高速転送を実現します。
大容量な4K映像ファイルや解析機器から取得するRAWデータなどを高速に、確実に転送が可能です。
読み出し再生:3 Gbps(375 MB/s)
ベリファイ記録 :1.5 Gbps(187.5 MB/s)
オプティカルディスク・アーカイブ第3世代は5.5TBの大容量化を実現します。
第3世代で採用する「アーカイバル・ディスク」は、ソニーとパナソニック株式会社が共同開発した業務用次世代光ディスク規格です。
1枚の容量は500GBで、積層記録膜を両面で6層化したことで記録容量を飛躍的に増大させ、さらに記録膜1層あたりの記録容量を最大限に高めるためにランド&グルーブ記録技術(*1)を採用しています。
また、「アーカイバル・ディスク」は、記録膜および保護膜に酸化物を用いることで耐久性に優れ、メディア寿命推定値は100年以上(*2)と、長期保存ニーズに応える耐久性を保持しています。
*1 ランドアンドグルーブ記録とは光ディスクの記録層はレコードの溝のようにらせん状の配列になっており、記録層の溝は凹部分(グルーブ)と凸部分(ランド)で構成されています。アーカイバル・ディスクはグルーブとランド両方に記録し、さらに狭トラックピッチにより、1層当たりの記録密度を増大させています
*2 国際規格ISO/IEC 16963を参考にした弊社加速試験による推定値。使用環境により異なる場合があります
ODS-D380Uは、最新のSuperSpeed USB 10Gbpsインターフェースに対応(USB3.2/USB3.0互換)しています。
既存のPC端末を活用できるように、TypeC-C、TypeA-C、2つのUSBケーブルを標準で同梱します。
※ 高速転送で利用する場合はTypeC-C接続を推奨します
オプティカルディスク・アーカイブ第1世代から第3世代まで、すべての世代のカートリッジ再生に対応しています。
過去に作成したカートリッジは移行コピー(マイグレーション)することなく、そのまま利用できます。
また、第3世代ドライブユニット(ODS-D380UおよびODS-D380F)は、第2世代ODC3300Rの書き込みにも対応しています。
ドライブユニットはUSB接続で簡単に利用ができます。
ドライブやカートリッジの複雑な接続設定が必要なく、PC上で扱えるデータファイルはすべて記録することができます。
無償で提供するドライブソフトウェア「Optical Disc Archive Software」をインストールするだけでWindows、Mac OS、Linux OS上でコンテンツを手軽に運用可能です。
さらに、Windows、Mac OSでは専用エクスプローラー「Optical Disc Archive Filer」でプロジェクト単位や階層分けなど、任意の保存方法をお選びいただけ、簡単に操作することができます。
コンテンツ管理用の簡易アプリケーション「Content Manager」が1ライセンス標準バンドルされています。
※ 2023年3月31日にContent Manager用ライセンスキーの販売終了に伴い、ライセンスキーの同梱は終了しました。
●主な機能
・XDCAM、XAVC(Intra/Long422など)、XAVC Sなどソニーの4K/HD映像フォーマットを中心に幅広い映像データに対応
・映像ファイルからのアーカイブ用Proxy映像生成に対応
※MAC版ではApple ProResコーデックからのProxy映像生成に対応
・アーカイブカートリッジを介したContent Manager間のメタデータ連携に対応
・データベースコピー機能を搭載し、メディアの複製、データベース移行が可能
・アーカイブ時のチェックサム機能(MD5)
・カートリッジラベル印刷、カートリッジごとのCSVファイルリスト作成機能