ソニーの新開発デジタルオーディオプロセシングは、DSP(デジタルシグナルプロセッサー)を使用したデジタルコンパンディングにより高音質を実現します。
ソニーのマイクロホンカプセルユニット(別売)と組み合わせて、ボーカル、インタビュー、スピーチなどさまざまな用途に使用できます。マイクロホンカプセルは、UTX-M40上部のマイクロホンカプセルユニット交換機構にねじ込むことで取り付けることができます。マイクロホンカプセルユニット交換機構は、直径31.3mm、ピッチ1.0mmという標準的な寸法になっています。
ゲインを高めに設定し、リミッターにより歪みにくくする設定です。演者の声の大きさがわからない時などには、まず最初にこのモードを選ぶ事をおすすめします。
マイクが口元から遠く、音量が不十分となる場合に、ゲインを15dBブーストします。インタビュー用途などで便利な機能です。
送信中にMUTE ボタンを操作することによって消音状態となり、受信機から音声を出力しないようにできます。MUTE ボタンでどのような操作を行うと消音状態になるのかを、さまざまなパターンで設定可能です。
POWER/MUTE:POWER/MUTEボタンを押すと消音状態になります。再度POWER/MUTEボタンを押すと音声が出力されます。また、POWER/MUTEボタンを1秒以上長押しすると電源をON/OFFできます。
MUTE(ALT):POWER/MUTEボタンを押すと消音状態になります。再度POWER/MUTEボタンを押すと音声が出力されます。(POWER/MUTEボタンで電源ON/OFFはできません。)
MUTE HOLD:POWER/MUTEボタンを押している間は消音状態になり、POWER/MUTEボタンを離すと音声が出力されます。(POWER/MUTEボタンで電源ON/OFFはできません。)
PTT HOLD:POWER/MUTEボタンを押している間は音声が出力され、POWER/MUTEボタンを離すと消音状態になります。(POWER/MUTEボタンで電源ON/OFFはできません。)
DISABLE:POWER/MUTEボタンを操作しても消音状態になりません。
デジタルコンパンダーにより、別のソニー製アナログワイヤレスシステムとの互換性を保ちます。モードを切り換えることにより、従来のソニー製アナログワイヤレスマイクロホンシステムWL-800シリーズ(WRTシリーズ、WRRシリーズ、WRUシリーズ)、UWPシリーズ、UWP-Dシリーズと組み合わせて使用することができます。
反応が早い有機EL表示素子(Organic Light-Emitting Diode)の採用により、設定状況を鮮明かつ正確にリアルタイムで表示することが可能です。
超音波を使った人感センサーによる、音声への影響を低減するかどうかを設定します。有効にすると、ハイカットフィルターが働き、ノイズを低減します。
OFF:フィルターなし
LOW:カットオフ周波数20kHz
HIGH:カットオフ周波数15kHz