画面を細かく分割して明るさを測る「40分割ハニカムパターン測光センサー」を搭載。「多分割測光」選択時には、全40エリアの測光データをもとに演算を行い、最適な露出値を導きだします。逆光や斜光など難しい光線状態でも、自動で失敗の少ない撮影ができます。さらに、画面中央部周辺エリアに重点を置きながら測光する「中央重点平均測光」や、画面中央エリアのみを測光する「スポット測光」も搭載。撮影状況や目的に合わせて、3つの測光方式が選べます。
画面中央部周辺エリアに重点を置いて測光します。経験と知識に基づいた露出補正が生かしやすい方式です |
中央エリアのみで測光。難しい光線状態でも狙った部分だけを スポット的に測光できます |
※40分割測光エリアはファインダー上では確認できません。
モードダイヤルで被写体に合った撮影モードを選択するだけで、シーンに合った露出制御や画像処理を自動的に行う「シーンセレクション機能」を搭載。デジタル一眼レフカメラをはじめて使う方でも、複雑な操作をすることなく簡単にイメージ通りの写真が撮影できます。また、シャッター速度や絞りを調整して、より個性的な写真に。クリエイティブな撮影が楽しめるよう、4つの露出モードを搭載しています。
シーンセレクション機能
背景を美しくぼかし、人物を引き立てます。また、人物の肌を、やわらかく健康的に表現します | ピントが深くなり、くっきりとコントラストのある表現に。風景写真や風景をバックにした記念写真などに適しています | マクロ撮影に最適な絞りコントロールで、小さな花や昆虫を迫力ある写真に仕上げられます |
動きに追従するコンティニュアスAFと高速シャッターの組み合わせで、動く被写体の一瞬を鮮明に切りとります | 美しい夕暮れの赤色を印象的に表現し、ドラマチックな一枚に仕上げます | フラッシュ使用時は、人物も夜景もくっきり描写。フラッシュ未使用時は、暗い雰囲気を損なわずに夜景が撮れます |
撮影シーンに合わせて、カメラが自動で各種設定を行います。カメラまかせで簡単に撮影したいときに便利です |
露出モード
被写体の明るさに応じて、絞り値とシャッタースピードを自動設定。スナップ写真などに便利です | 撮影者が希望の絞り値を決めるとシャッタースピードが自動で設定されます。背景をぼかした、印象的なポートレート撮影などに有効です | 撮影者が希望のシャッタースピードを決めると、絞り値が自動で設定されます。シャッタースピードを速くして動く被写体の一瞬をとらえたり、シャッタースピードを遅くして被写体の動きを流れるように写したりできます |
撮影者が絞り値とシャッタースピードの両方を任意に決められます。好みの露出でこだわりの表現をしたい場合に適しています |
撮影シーンや撮影者の好みに合わせて、画像の仕上がりを簡単に設定できる、「画像仕上げ機能」を搭載しました。風景、夜景、ポートレートなど、プリセットされた8種類の仕上げモードから好みのモードを選ぶだけで、最適な画像処理と画像調整を自動的に行います。さらに、コントラスト/彩度/シャープネスは、5段階で微調整することもできます。
※P/A/S/Mの露出モードでの撮影時に設定可能。シーンセレクション選択時は、カメラが自動で設定します。
白や黒の中の微妙なトーンを表現したいときに役立つのが、「ゾーン切り替え機能」です。通常の撮影では白とびしてしまう領域でも微妙な階調を再現できる「Highモード」と、通常の撮影では黒くつぶれてしまう領域での階調再現性を高める「Lowモード」を選択できます。白い花やウェディングドレスなどの繊細な階調をしっかり再現したいハイキートーン時の撮影や、薄暗いシーンで黒い被写体の質感を低ノイズで再現したいローキートーン時の撮影に威力を発揮します。
※ゾーン切り替え機能を使用して撮影する場合は、ISO感度などの設定が固定されます。
一度の撮影で色温度を意図的に変えて、同時に3コマ撮影することが可能。3コマの中からイメージに近い1コマが選べます。ミックス光源など、色温度設定の判断が難しい光の状況下での撮影に便利。色温度の変化量は、2種類から選択できます。
ホワイトバランスを変えて同時に3コマ撮影した中から、見た目や撮りたいイメージに合った一枚を選択。
太陽光が差しこむ室内など、複雑な光の状況下での撮影に便利
ダイヤル&ボタンの操作系は、直感的にわかりやすくレイアウト。 露出補正ボタンやAEロックボタンなど、撮影時の使用頻度が特に高い操作ボタンと十字キーはグリップ周辺に配置しました。 また、「Dレンジオプティマイザー機能」、ホワイトバランス、AFモード、測光モ ードなど操作頻度の高い機能はカメラ上部のファンクションダイヤルに、シーンセレクションなどの各種モードの設定はモードダイヤルに集約することで、快適な操作性を実現しました。