What's HDCAM-SR | HDCAM-SR | 映像制作機材 | プロフェッショナル／業務用製品情報

「HDCAM-SR」は、HDコンテンツ制作のスタンダードとなったHDCAMを、さらに発展させたHDデジタルVTRフォーマットです。
放送ではCM搬入／番組交換規準に、ハリウッドではマスタリングフォーマットに採用されています。

高画質録画／再生
ハイクオリティーなエフェクト処理【RGB4:4:4制作】
RGB 12ビット
インターレース/プログレッシブ両スキャン方式に対応
フルHD 1080/60p
3D制作に対応
2K（2048ｘ1556/2048ｘ1080）記録/再生
高音質、5.1サラウンドオーディオ
96kHz デジタルオーディオサンプリング
ARIB（社団法人電波産業会）補助データに対応
フルHD高画質スピードエフェクト"SR motion"
3G-SDI インターフェース
2倍速記録/再生（RGB 4:4:4、YCbCr4:2:2）
メモリーラベルシステムTele-File機能
高性能テープによる高密度・長時間記録
ネットワークファイル転送
多彩なガンマ
S-Gamut
MonitorLUT

映像データレートは440Mbpsを実現。高画質と優れたダビング特性を可能にしました。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

さらに、880MbpsのRGB 4:4:4高画質モード記録（HQモード）も選択可能、ビジュアルエフェクト処理やデジタルインターミディエイト^※に適した忠実な映像表現、作業効率の向上を実現します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

※インターミディエイト：
劇場公開用のフィルム、デジタルシネマ、デジタルビデオを含むあらゆる配信フォーマットに変換可能で、十分なダイナミックレンジと色再現域と解像度を持つ"デジタルマスター"のこと。

RGB4:4:4サンプリングにも対応、豊富な色情報による高画質に加えて、ブローアップ/クロマキー/カラコレなどのエフェクト処理において、高作業効率かつ高画質を可能にします。

RGB 4:4:4制作の詳細はこちら

●RGB 4：4：4制作のメリット
エッジにおける影の発生を防ぎ、合成時に影を消す（背景に馴染ませる）作業などを大幅に軽減させることができます。また、完成した合成映像も自然な仕上がりにすることができます。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

標準の10ビットに加え、さらにきめ細やかな階調表現によりカラーグレーディングの幅が広がります。S-Logでの制作時にも効果を発揮します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

番組、CM、映画制作など、さまざまなコンテンツ制作にご利用いただけます。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

HDの最上位規格1080/60pでの記録・再生を実現、高解像度（60i比）で、高フレームレートのなめらかな動き（30p、24p比）の映像表現が可能です。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

HDカメラ2台（L＆R）などの2チャンネルの映像記録/再生を1台のVTRで実現、3D立体映像制作のワークフローの効率化を実現します。（YCbCr4:2:2）

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

YCbCr4:2:2に加えてRGB4:4:4での3D制作もサポート、豊富な色情報による高画質に加えて、タフなエフェクト処理においても高作業効率かつ高画質を実現します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

2K 映像のリアルタイム記録/再生に対応、2K映像制作をサポートします。2048×1556と2048×1080サイズに対応し、デジタルインターメディエイトから上映まで、幅広い用途に活用いただけます。オーディオは12ch、48kHz/96kHzに対応しています。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

24bitの高音質を実現。さらに、12chの独立したオーディオトラックを備えており、5.1サラウンドオーディオや多言語制作にも余裕をもって対応可能です。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

48kHzに加えて96kHzサンプリングも実現、DCI（Digital Cinema Initiative）仕様やBlu-rayパッケージ制作に対応します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

ARIB補助データパケットの全てを記録可能、字幕や局間制御信号などに対応します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

フルHD1080/60p機能によるハイスピード撮影を実現、高画質スローモーション映像制作が可能になりました。さらに記録中のコマ数変更や、残像効果、コマ撮り効果の映像撮影が行えます。必要なフレームだけをテープに記録するので、面倒なフォーマット変換が不要、撮影現場ですぐ効果をレビューできます。YCbCr4:2:2に加えてRGB4:4:4でも実現、豊富な色情報で、タフなエフェクト処理においても高作業効率かつ高画質を実現します。

SR Motionの詳細はこちら

※F35およびSRW-9000PLは1080/50p記録・再生となります。

3Gの入出力に対応し、RGB4:4:4や1080/60ｐ（YCbCr4:2:2）をBNCケーブル1本で接続可能です。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

また、VTRでは2倍速録画/再生や3DもBNCケーブル1本で接続可能です。さらに3Gデュアル接続にも対応、RGB4:4:4の2倍速録再や3Dも実現します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

880Mbpsの高速レートとHD-SDIのデュアルリンク技術で2倍速記録/再生を実現、テープのダビング時間やノンリニア編集機やサーバーへのインジェスト時間を半減します。さらに、3G-SDIのデュアルリンクでRGB4:4:4素材の2倍速記録/再生も実現します。これにより、RGB4:4:4素材でもダビングやインジェスト時間を半減します。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

カセットテープに貼り付けたメモリーラベルにより、カセットID、RECスタート/ストップ点などの各種情報の記録/読み出し/変更が可能で、テープの管理や編集作業の効率アップを実現します。
HDCAM-SRではRECの都度、カットごとのRECスタート点/ストップ点や記録フォーマットなどの情報を、テープに貼り付けたメモリーラベルに自動記録します。またVTRを使って、それらの情報やキュー点などの情報を、読み出し/変更/入力することができます。

＊Tele-File：カセットの背ラベルに非接触メモリー ICを内蔵し、非接触で収録素材に関するデータの書き込み、読み出しをするシステム。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

最短記録波長0.29μmを安定して記録再生するため、HDCAMの約1/2の大きさのメタル磁性粉を採用、HDCAM-SR記録に十分余裕のある高C/N（Carrier to Noise ratio）のメタルテープを実現しました。さらに、独自バインダー設計による優れた耐久性や、新開発のベースフィルムによるテープ寸法の経年変化を最小限にすることにより、信頼性・安定性に優れたテープをご提供いたします。また、記録時間はHDCAMと同等で、Lカセットにて最長155分、Sカセットにて最長50分（ともに24PsF記録モード時）の長時間記録を実現しています。

※SRW-5100は、再生のみに対応となります。

VTRによるビデオからファイルへの変換を実現、テープ素材のファイルベースワークフローへの橋渡しを可能にします。ネットワークシステムにVTRを直接接続、複数のパソコンからVTRの共用が可能、素材利用を効率化することができます。VTRの接続はギガビットイーサネットを実現、システムを簡素化することができます。

●MXF MPEG-4 SStP（Simple Studio Profile）ファイル
テープ上の画像や音声データを、MXFファイルとして取り込むことができます。高画質のままファイルサイズ軽減を実現し、制作効率を向上することができます。圧縮コーデックには"HDCAM-SR"のネイティブ・コーデックであるMPEG-4 SStP（Simple Studio Profile）、ファイル・ラッパーにはMXFといった業界標準のオープンな技術を採用し、インターフェースの幅を拡げます。また圧縮レベルとしてはVTRで採用している 880Mbps・440Mbps相当に加えて、更にファイルサイズを軽減したSR Lite（220Mbps相当）モードを追加しました。HDCAM-SR素材の高画質を生かしたまま、伝送帯域やストレージ容量をセーブすることができます。また、HDCAM-SR素材のみではなく、HDCAM素材のファイル変換にも対応、豊富な"HDCAM"アーカイブを有効活用することが可能です。

●DPX、Cineon、TIFF非圧縮映像ファイル
VTRによるビデオとファイルの相互変換を実現、サーバーやノンリニア編集機に直接ファイルを転送できます。HDCAM-SRテープ上の映像信号をファイルに変換、ネットワークを通じて転送することができます。逆にネットワーク経由でVTRに伝送されたファイルを、VTRがHDCAM-SRフォーマットの映像信号に変換、再度テープに記録することができます。このテープへの記録はビデオでも非圧縮データのままでも可能です。対応ファイルは、DPX、Cineon、TIFFの非圧縮映像ファイルで、HDのみではなく2Kや4Kにも対応します。

●S-Log
カメラの広ダイナミックレンジ特性を生かし、Log収録が可能です。SLogガンマはネガフィルムの感光特性に迫る広いラチチュードと、CCDの持つ黒付近の色再現性の高さを生かし、白飛びや黒つぶれの影響を最小化した階調表現力を実現します。これによりポストプロダクション作業におけるカラーコレクションの自由度が広がります。

●10種類のハイパーガンマ
ハイパーガンマは、一般的なモニターディスプレイの再現特性であるITU-R709の特性をベースとしつつ、knee（ニー）機能を使用せず滑らかに高輝度部分を圧縮することで、広いダイナミックレンジを実現します。MAXのダイナミックレンジを325％、460％、800％の3パターンでミッドトーンの明るさをすこしずつ変えた計8種類のハイパーガンマから選択することができます。

●ユーザーガンマ
ユーザーガンマ設定用アプリケーションソフトウェア「CvpFileEditor」を使用してユーザーの意図に即したガンマカーブを独自に設定することができます。

※CvpFileEditor はこちらからダウンロードすることができます。

広色域撮像を実現するモードです。従来のHDカメラでは難しかった微妙な色の違いをデジタルでキャプチャーすることが可能になりました。ポストプロダクション作業と組み合わせて加工すれば、色表現の自由度が大幅に広がります。

撮影時に本線収録とは別にモニター系のみLUTを使って別のガンマをかけることができます。本線をS-Logやユーザーガンマで記録する際に、モニタリング系に709ガンマをあてた画を出しながら、撮影を進めることができます。