手ブレした写真については、第1回目でも少し説明しました。手ブレはシャッターが開いている間に動いたカメラのゆれが原因で、撮像素子に写った画像が動いてしまい、ぼやけたような写真になることです。では、具体的にどのような状況で手ブレは起きるのでしょうか?手ブレが起きる条件はいくつかあります。まずは、レンズの焦点距離の違い
(焦点距離が短いほど広角 焦点距離が長いほど望遠)により手ブレの影響が変わります。
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■広角レンズより望遠レンズのほうが手ブレの影響が大きい
広角レンズと望遠レンズなら、どちらが手ブレしやすいと思いますか?そうですね、焦点距離が長くなる望遠レンズのほうがブレの影響を受けやすくなります。望遠レンズは写真が写る範囲が狭いため、わずかな手ブレでも画面上では大きく影響を受けてしまうのです。
■望遠になるほど、わずかなブレでも大きく影響する
作例写真のように望遠になる(焦点距離が長い)ほど手ブレが起きやすくなります。しかし、手ブレ補正機能を使うと300mmの望遠レンズでもかなり手ブレが軽減できます。
■夜景などシャッタースピードが遅くなるシーンは手ブレの確率が高くなる
夜景など暗い被写体の撮影も、手ブレが起きやすいシーンのひとつです。暗い被写体を撮影する場合、CCDなどの撮像素子が撮影に必要な光を得るために、シャッター速度が遅く(シャッターを開けている時間が長く)なります。そのためシャッターが開いている間のブレがそのまま撮像素子に記録されてしまい、手ブレ写真になってしまうのです。
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手ブレ補正あり |
■写る範囲がせまくなるマクロモードも手ブレしやすい
マクロ撮影も手プレの影響を受けやすいシーンです。望遠レンズでなくても被写体に近寄った撮影では、写る範囲がせまくなるため、わずかな手ブレでも画面が大きく動くこととなり、写真がブレやすくなります。マクロ撮影のときにも、手ブレ補正機能は大変有効です。手持ちでも、キリリとシャープな写真が撮れます。
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手ブレ補正なし |
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手ブレ補正あり |
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