ハイレゾ音源とは、音楽CD(44.1kHz/16bit)を超える情報量を持つ音楽データのことです。音楽CDではカットしてしまう音も収録できるので、レコーディングスタジオやコンサートでの息づかいや空気感も体感できます。ソニーのハイレゾオーディオ商品群は、アーティストが本来届けたい音を独自の音響技術によって余すところなく再現します。
CDを超える情報量を持つハイレゾ音源として知られるDSD音源と、最大192kHz/32bit(*)のPCM方式の音源に対応。豊富な情報量(例:96kHz/24bitの場合、CDの約3倍)であるため、本来のスタジオやコンサートでの息づかい・空気感を体感できます。
* 最大32bit対応は、WAVのみ。FLAC/ALAC/AIFFは、最大24bitまで
一般的なデジタル音源は、原音(アナログ音源)を一定時間ごとにサンプリング(標本化)することで作られます。1秒間ごとに切り取る回数をサンプリング周波数と言い、単位は「Hz」です。音の強弱(ダイナミックレンジ)は各信号の大きさを0と1の2進数で表現(量子化)するもので、単位は「bit」です。それぞれ、その数値が大きいほど、原音(アナログ音源)に近いデジタル信号と言えます。
ハイレゾ音源では、CDの「44.1kHz/16bit」規格を超えるものを指し、「96kHz/24bit」と「192kHz/24bit」が主流になっています。アナログ信号をデジタル化するこの手法をPCM(pulse code modulation)方式またはリニアPCMと呼んでいます。また、デジタルに変換する別の手法としてDSD(Direct Stream Digital)方式もあります。スーパーオーディオCD(SA-CD)に採用された1ビットデルタシグマ変調のデジタル記録方式で、サンプリング周波数はCDの64倍の2.8224MHzや128倍の5.6648MHzがあります。DSDはPCM方式よりもよりアナログ音源に近いデジタル記録ができることが特長です。
DSDは、PCM方式のサンプリング周波数や量子化ビット数を増やしていくという、従来の延長線上の手法ではなく、広帯域を直接1bitデジタルデータに変換する方式です。DSD方式を一言で表すと、音声信号の大小をパルス波形密度(濃淡)で表現する方式です。この波形は空間を伝わる音の疎密波と同様のもので、音波そのものに近い形をしています。DSDの特徴は、原理上100kHzをはるかに超える非常に広い再生帯域と、可聴帯域内での十分なダイナミックレンジの双方が同時に確保でき、原音をより忠実に再現できる点にあります。
ダイナミックレンジがより広がったWAV 32bit再生に対応。非常に小さな音まで音色や音の変化を繊細に表現し、豊かな音場を楽しめます。
※ 2014年10月16日のソフトウェアアップデートにて対応
WAV, AIFF, FLAC, ALAC, WMA Losslessに加え、DSDもギャップレス再生に対応。曲と曲の間の継ぎ目無く再生できます。ライブやコンサートなどの臨場感を損なうことなく楽しめます。
※ 2014年10月16日のソフトウェアアップデートにて対応
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