― RX1R IIにご関心をお持ちのユーザーの皆さまへ、メッセージをお願いいたします。
池尾(機構設計)
この本体サイズに、フルサイズのセンサーとα900と同等のファインダーが収まっているというのは、これまでの常識では考えられなかったことだと思います。カバンにスッと入れたり、常に首からぶら下げていられる商品です。今まで大きなカメラをわざわざ持って行ったところに、この小さいコンパクトカメラを気軽に持っていってください。「最高画質をいつでも、どこへでも持ち歩く」ということを、楽しんでいただきたいですね。
宮下(イメージセンサー開発)
ぜひ日常的に持ち歩いて撮っていただきたいです。たぶん、電気的な画像ではなくて、日常のなかで、かなり自然な画像を撮ることができるのではないかと思います。昔のテレビって、とても電気的な画像ですよね。あれではなくて、本当に見たままの状況を写真に残せる。細工をしてシャープに見せたりするのではなく、自然な周波数特性といいますか、そういった出来になっています。それが目指したところでもあります。せっかく小さいカメラですから、常用していただきたいと思います。
吉田(画像処理)
私はたまに山に登るのですが、RX1R IIはすごくコンパクトなので荷物になりませんし、風景を撮ると細かいところまで緻密に表現できるので、非常によい写真が撮れます。このコンパクトなカメラの画質が、非常に凝縮感のある仕上がりになっています。極端なことを言うと、中盤カメラで撮れるような画質がこのコンパクトカメラで撮れてしまうのです。そんな最高画質を得られるにもかかわらずこれだけコンパクトに収まっていますので、気取らず持ち出して、写真を楽しんでください。
竹尾(光学式可変ローパスフィルター)
この可変光学式ローパスフィルターというのは、世界初ということもあって、ソニーらしさが現れているものです。お客様がこのRX1R IIを手に取ったときに、ワクワク感やプレミアム感を持っていただけると、開発に携わったエンジニアとしては幸いです。
種岡(AF)
普段持ち歩いてスナップ的にすぐ撮れます。構えたらすぐにピントが合って撮れます。AF-C中の瞳AFもあるので、子供を撮るとき、35mmレンズは使いやすくちょうど良い距離で撮れるので、家族と散歩のときにも持ち歩いて、いい表情が撮れると思います。スナップやポートレートはもちろん、風景まで幅広い用途で使えます。いろいろなものを撮る方にも楽しんでいただけるのではないかと、使うたびにそう思っています。動画もファストハイブリッドAFになっているので、動画もぜひお使いください。
若月(プロジェクトリーダー)
RX1R IIは、設計者だけではなく製造スタッフも含めて、かなり時間をかけて設計し製造しています。オールソニーで一台一台、丁寧に作っているモデルです。質感にも非常にこだわっていますので、まずは手に持ったときに、質感を楽しんでいただきたいです。そして、ファインダーや液晶モニターを使って撮影そのものも楽しんでいただきたいですし、何よりも、撮った画の高精細感、自然な描写を楽しんでいただきたいと思います。すべてにこだわりを持って作っています。それぞれの場面で楽しみがとても多いカメラですので、どうか存分にお楽しみいただきたいと思います。