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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ [ペット編]プロカメラマンによる撮影テクニック
プロカメラマンによる撮影テクニック ペット編
いい表情は室内で撮れる
焦点距離: 50mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/30秒
ピントは目に合わせるようにすると、生き生きした表情になります。
焦点距離: 50mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/30秒

自宅ならではのくつろいだ表情を

晴天の日に公園で愛犬を撮影・・・よくある光景ですが、屋外は太陽の光で強い影ができたり、他の犬との接触で興奮したりと、落ち着いた表情を撮るのはなかなか難しいものです。ペットがくつろいで穏やかな気持ちになれるのは、何といっても自宅です。素敵な表情をとらえるために、まずは自宅の屋内で撮ってみることをお勧めします。

 

室内で撮る場合、ペットを驚かさないためにフラッシュはOFF。モードダイヤルでAUTO(オート)やシーンセレクションが選択されていると自動的にフラッシュが発光する機種もあるので、その場合はP(プログラム)またはA(絞り優先)モードに設定しておきましょう。

焦点距離: 50mm / F値: 2.0 / シャッター速度: 1/320秒
ZOOM 衣類にふわっと包んで撮影しました。飼い主の匂いがすると、ペットも安心するようです。不思議なもので、ピンクをまとうことでちゃんと「女の子らしく」見えてきます。
焦点距離: 50mm / F値: 1.4 / シャッター速度: 1/500秒

ZOOM 室内飼いのペットには、屋外の光がまぶしすぎることもあります。ペットが緊張しない撮影環境を選んであげましょう。

レンズの選び方

【室内の場合】
室内で撮影するなら、レンズは大口径の明るいレンズのほうがベター。αレンズなら、50mm F1.4や35mm F1.4Gがおすすめです。寝顔などをクローズアップして撮りたい場合は、マクロレンズもあると重宝します。

 

【屋外の場合】
屋外では、景色も生かせる広角レンズや、遊ぶ姿を遠くから追える望遠レンズなど、幅広いレンズを生かせます。1本だけもっていくなら、広角から望遠までカバーできる、高倍率ズームレンズもおすすめです。

焦点距離: 50mm / F値: 1.4 / シャッター速度: 1/60秒 明るい単焦点レンズを使い、絞りは開放に。仔犬らしいふわっとしたやわらかさが表現できました。

ピントは目に合わせる

こちらを向いたペットの顔を撮る場合、何気なしにカメラを向けると、ピントが鼻に合ってしまい、全体的にピントがボケているという印象の写真になってしまいがちです。ピントは、ペットの目に合わせるのが基本。そのために、フォーカスモードは「中央に固定」(スポットフォーカスフレーム)を選んでおきます。また、活発に動き回る被写体には、シャッターチャンスを逃さないよう、シャッターボタンを半押ししているあいだピントを合わせ続ける「コンティニュアスAF」にします。

焦点距離: 50mm / F値: 2.0 / シャッター速度: 1/80秒
ZOOM ペット用のおやつに夢中になる姿を、正面から撮影しました。動く被写体には、シャッターボタンを半押ししている間中、ピントを合わせ続ける「コンティニュアスAF(オートフォーカス)」がおすすめです。
焦点距離: 50mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/30秒 ピントは目に合わせるのが基本です。シャープな目元は、人物のポートレートのように、表情が生き生きとします。

ISO感度を上げる

動き回るペットは、カメラを手持ちで追いかけることになります。手ブレ補正機能は必ずオンにし、必要に応じてISO感度を上げ、被写体ブレに備えましょう。小鳥や小動物などよく動く動物をクローズアップで撮るときには、とくに効果的です。

ただし、写真のブレは、動きやスビード感の表現にもなります。多少のブレに神経質にならず、どんどん撮っていくことも大切です。

焦点距離: 51mm / F値: 3.5 / シャッター速度: 1/25秒

ZOOM 小鳥などの小動物をよく見ると、体を細かく震わせています。クローズアップして撮影する場合は、ISO感度を上げると効果的です。

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1.いい表情は室内で撮れる 2.ペットの目線でコミュニケーション
3.もっと表情豊かに撮る 4.自然光を生かす
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