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窓から差し込むやわらかい光で、ペットの毛並みを自然に描写することにチャレンジしてみましょう。フラッシュを使わず、暗めの室内にも対応できるのが大口径レンズのいいところです。光の向きを把握して、影も構図のなかに効果的に取り入れてみましょう。
カメラは、白い被写体も、黒い被写体も、中間の「グレー」になるように露出を調整します。ですから、白い毛色を白く見せようとしたら露出補正を+(プラス)、黒い毛色なら−(マイナス)に補正した方がいい場合があります。しかし、白い毛色をより白く見せようとして露出をプラスに補正しすぎると、白とびして立体感が失われてしまいます。質感の描写を優先し、露出補正の程度を決めましょう。黒い犬であっても、黒光りする毛並みが光を反射し、白とびすることもあります。撮った写真を見ながら加減していくようにします。
露出補正とともに気をつけたいのが、フラッシュの使い方です。たいていの動物にとって、いきなりの強い光は迷惑なうえに、白とびの原因となります。できれば使わないのがベストですが、使うときは光がやわらかくなる調整が必要です。
逆光でペットの表情が暗くなるようなら、フラッシュを使わずに、まずはDレンジオプティマイザーを活用して、自然光で撮ることをおすすめします。