業務用ラージフォーマットカメラ「FX9」譲りのAF性能を搭載。動画撮影時も像面位相差AFが有効です。リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFに加えて、プロのフィードバックを反映した細やかなAFトランジション速度、AF乗り移り感度や、直感的な操作、マニュアルフォーカス中のAFサポートにも対応。さまざまな撮影条件下で安定したAF性能と多彩なフォーカスワークを提供します。
位相差検出AFとコントラストAFを併用したファストハイブリッドAFを、α7Sシリーズとして初搭載(*)。4K 120p記録を含む全動画記録モードで、浅い被写界深度でも動きの速い被写体に高精度かつなめらかに、ワイドなエリアでフォーカスを合わせ続けます。フォーカスエリア内の被写体の手前に何かが横切ったときや、絞りこんでの撮影でも、スムーズでふらつきのないピント合わせが可能です。
* 2020年7月時点、ソニー調べ
動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング現象を最小化するブリージング補正機能を搭載しました。ソニー独自の超解像技術を活用し、画角が一定になるように自動で調整することで、フォーカシング中でも画角が変わらず、安定した映像が得られます。ブリージングのメタデータを使って、最新のCatalyst Browse/Prepare/Pluginでの補正も可能になり、ポスト処理ならではの補正が行えます。
* 対応するレンズは サポート情報 を参照ください。本機能を[入]にすると画角と画質がわずかに変化します。本機能を[入]にしても、レンズによっては補正しきれない場合があります。動画120p、S&Qモードの120pでの撮影時、静止画モードでの撮影時は本機能は使用できません
※ Ver.3.00以降のファームウェアにて対応
プロのフィードバックを基に、きめ細かな設定が可能な「AFトランジション速度」と「AF乗り移り感度」を搭載。AFトランジション速度は、映像を見る人の視点を自然に操るラックフォーカスのような演出の際に有効で、「7段階」で速度調整が可能です。「AF乗り移り感度」は、AF対象の被写体を瞬時に切り換えたり、粘り強く追随したりする感度調整が「5段階」で設定できるほか、どちらもあらかじめカスタムキーに割り当てておくことにより、撮影中にも瞬時に設定を切り換えることも可能です。
マニュアルフォーカス(MF)での記録中にも、目的に応じたAF動作でフォーカスワークをサポートします。シャッターボタンの半押しやAF-ONボタンを押し下げることで、静止画撮影時同様に最速で被写体を捉えられます。また、タッチフォーカス操作によるAFとカスタムボタンによるリアルタイム瞳AFは、あらかじめ設定した「AFトランジション速度」に応じたピント送りが可能です。
AFで動画撮影中、シームレスにMF操作に切り換えることのできるAFアシスト機能を搭載。フォーカスリングの操作で一時的にマニュアルフォーカスに切り換えることができ、スムーズに被写体の選択とトランジションが可能になります。
* 次の条件時は本機能は使用できません。ピント拡大使用時/デジタルズーム使用時/レンズ装着していないとき/Aマウントレンズ装着時/像面位相差AF非対応レンズ装着時
※ Ver.3.00以降のファームウェアにて対応
スクリーン上で狙った被写体をタッチし、フォーカスを自動追尾させるタッチトラッキングにも対応。リアルタイム処理に優れた新画像処理エンジンやAI技術を活用したアルゴリズムで、被写体の色、模様(輝度)、距離(奥行)、顔および瞳情報を分析し、被写体を追い続けます。ジンバル撮影時やワンマン撮影時などのフォーカス作業の負荷が軽減され、より構図に集中できます。マニュアルフォーカス中もタッチ操作で一時的にフォーカス動作が可能。また、新たにImaging Edge Mobileアプリケーション(*1)からリモートでAF中のタッチトラッキングとMF中のタッチフォーカスが可能になりました(*2)。
*1 Imaging Edge Mobile Ver. 7.4以降
*2 AF中のタッチフォーカスはできません
一部の機能にはタッチ操作用のアイコンが用意されています。画面をスワイプすることでアイコンが表示され、これらのアイコンをタッチすることでも機能の実行や設定が可能です。
※ Ver.3.00以降のファームウェアにて対応
リアルタイム処理に優れた新画像処理エンジンで、瞳の検出能力がさらに向上。より角度のある横顔や下向き、上向きの顔でも高精度で自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影者は構図に集中できます。4K 120p含むすべての動画記録モードで使用可能。静止画同様、タッチトラッキングとの併用にも対応しており、画面内の任意の場所にいる人物をリアルタイムトラッキングで自動追尾し、瞳を認識すればリアルタイム瞳AFでの追随が可能です。動画撮影中「AF時の顔/瞳優先」が「入」の時に自動的に瞳を追随し、「顔/瞳枠表示」を「入」にすると、追随している瞳に白色の瞳枠が表示されます。静止画同様、瞳の「左右選択」にも対応しています。
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