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UHFワイヤレスマイクロホンパッケージ「UWP-V1」開発者インタビュー

Developer Interview 02 お客様の期待に応えるために進化したワイヤレスマイクロホンパッケージUWP-V1

ワイヤレスマイクのスタンダードモデルになったUWP-C1の
モデルチェンジのきっかけは何であったのか?
村越の発言

UWP-V1の商品企画担当 村越 美保

村越 UWP-C1を市場に投入したことで、小型カムコーダーでもワイヤレスマイクの受信機を装着し、クリアな音声を記録することが簡単に出来るようになりました。実際、番組制作や結婚式などの各種イベントでも、小型カムコーダーにUWP-C1の受信機を装着した運用スタイルが飛躍的に増加しました。しかしながら、ここ数年の小型カムコーダーの高性能化はめざましく、特に画質は、SD記録からHD記録への進化に伴い飛躍的に改善されました。小型カムコーダーの画質が良くなったことで、お客様にも変化が出てきました。それは、「さらなる高音質化と、よりプロフェッショナルな機能の装備そして使いやすく」との要望でした。そこで、今までUWP-C1をお使いいただいているお客様だけでなく、新たに高性能なワイヤレスマイクを使いたいというお客様の期待にも応えるべく、新しい「UWP シリーズ」を企画するにいたったのです。

具体的にはどのような声、要望があがってきたのか?
村越の発言

村越 実際にお客様の生の声を聞いて、新たなUWPへ反映できるよう、まずはUWP-C1に対する世界中のさまざまな声を収集し、徹底的に分析しました。結果、UWP-C1の良い点としては、「スペースダイバーシティー受信方式による安定性」、「誰にでも使用できる簡単な操作性」そして「送信機と受信機をパッケージにしたリーズナブルな価格」などがあげられ、高品質・高信頼性に対する高い評価だったことをあらためて確認しました。そして一方、次期モデルに対する要望としては、「付属のラベリアマイクのさらなる小型化と高音質化」、「本体サイズの小型化と堅牢性」そして「上位モデルでも装備する空きチャンネルサーチ機能」など、現場での使い勝手と運用の効率化を求める多くの意見をいただきました。そこでこれら、貴重なお客様のご意見を可能な限り取り込み企画することが、次期UWPの出発点となったわけです。

2 代目であるUWP-V1の企画・開発コンセプトで、
とりわけ重視した点は何だったのか?
村越の発言


お客様のご要望を形にし、進化した2 代目UWP-V1

村越 「高音質」、「安定伝送」そしてUWP-C1を使っているお客様からいただいた要望をもとに考慮した使い勝手の良い「快適な運用」の3 つです。音質面では、新規にマイクカプセルを開発し、放送局などでスタンダードモデルとして使われているラベリアマイクECM-77の性能ターゲットとし、高いクオリティーを提供できる新しいマイクを作りあげました。伝送面では、ソニーが開発した独自の「トゥルーダイバーシティー受信方式」を継承し、信頼性を第一とした商品を作りあげました。そして運用面では、商品の小型化、筐体の材質変更を行い、プロユースとしての高級感と堅牢性を兼ね備え、かつユーザビリティーの良い便利な機能をも盛り込み、進化した2代目のUWP-V1を完成させたのです。

製品情報

UHFワイヤレスマイクロホンパッケージUWP-V1 希望小売価格 73,500円(税抜価格 70,000円)

出席者
  • ソニープロオーディオの統括 村上 佳裕

  • UWP-V1の商品企画担当 村越 美保

  • マイク設計担当 三代 克行

  • マイク設計担当 神田 宏志

  • 電気設計担当 神保 伸

  • 商品設計のプロジェクトリーダー 新谷 敏広

  • 電気設計担当 深澤 孝浩

  • 電気設計担当 佐藤 広隆

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