Cyber-shot G1 徹底対談 映像クリエイター:小寺信良氏×モノマガジン編集長:帆足泰子氏
今までにない新たなデジタルスチルカメラとして誕生した、サイバーショットDSC-G1。写真を大量に持ち歩くというコンセプトを掲げ、デジタルスチルカメラの新たな楽しみ方を提案します。今回は、デジタルライターの小寺信良氏と、モノ・マガジンの編集長・帆足泰子氏のお2人にG1を体験いただき、その魅力について語っていただきました。
動画編 テキスト編
04:G1の実力3 多様な検索機能
見たい写真がすぐに見つかる

小寺 「G1で僕が一番面白いと思ったのは、検索機能なんですよ。属性、ラベルなどで写真を絞り込める。ラベルなどはアルバムエディターで付けることができます。ほかにもポートレートといったものや、さらに赤色が多いポートレートなど、組み合わせでも検索できる。そしてその検索が結構素早い」

帆足 「この機能は面白いですよね」

小寺 「これは男心をくすぐるんです(笑)。画像を解析して、条件を打ち込むと自動的に答えが返ってくるというのは、ガジェット好きにはたまらない。いろいろ検索していると結構楽しいんですよ」

帆足 「私もやってみたんですけれども、写真の色で検索できるのが面白い仕掛けだなって思いました。この前、六本木に行って写真を撮ってきたのですが、晴れた日だったので空が青い写真になったんです。でね、青で検索したらちゃんと出てきて感心しました」

小寺 「いかにも青が多い写真ですね(笑)」

帆足 「結構いい写真でしょ(笑)」

小寺 「写真のトーンってありますよね。『あの写真、こんな感じのトーンだったけれども、もう探せないよなぁ』っていうことが結構あるんです。例えば『空がバックでいい抜けで撮ったんだけれども、あれはどこいったかなぁ』みたいな。でもこうやって絞り込んでいくと簡単に見つかったりするんですよね」

帆足 「見つけたらその自慢の写真を人に見せたい。そのときパッと一発で検索できて、すぐ人に見せられるのがいいなと思いました」

小寺 「そうですね。写真を全部持ち歩くというのは、ひとつの思い出というか、財産。自分の資産を持ち歩いているようなことと同じだと思うんです。見せびらかすのには最高(笑)」

帆足 「今までのデジタルスチルカメラだと、最初からズーッと振り返ってこなければいけなかった。でもそれが短時間で、瞬時にこの写真って出てくるのは、いい機能だなと思います」

小寺 「あとアルバムを作れて、それに分けられるというのもいいと思うんですよ。写真には日付じゃなくテーマってあるじゃないですか。どこどこに旅行に行ったときの写真とか、そういったくくりでアルバムができると写真がさらに面白くなる。特に趣味を持っていて、写真を撮るという方には、趣味の整理に最適だと思うんです。」

帆足 「この1台の中で整理ができますしね。検索も簡単だし、見せたいと思ったとき見せられる。タイムラグがないから、お互いテンションが高い状態で見られますし(笑)」

小寺 「それはありますね(笑)。パソコンにいったん取り込んで、アルバムエディターを使って画像解析して、それをまたカメラの方に戻す。赤が多い写真とか、かなり高速に絞り込みできますから面白い。あと僕が結構好きなのは、類似画像っていう、似たような画像を探す機能。これで子供の写真を選んでやると、ちゃんと同じ子供の写真がいっぱい出てきたりして、ああ、そうなんだって思ったりするんです。例えばこれうちの子なんですけど……」

帆足 「かわいいですね。類似って面白い」

小寺 「機械にこうやって並べてもらうと、そういえばこれは似ているのかって思ったり、新しい発見があったりするんです」

帆足 「これは暇な時、意味もなく類似写真探してしまうかも(笑)」

小寺 「これは要するに、自分の見たい写真が、雰囲気だけで集められるということなんですよ。今までは空の写真を見たいと思っても自力で探してた。見つけたらそれを自分でフォルダに集めておくとか。そうすると日付でも分けておきたいし、雰囲気でも分けておきたい。結果的に同じ写真がいっぱい貯まってしまう。でもこういう検索機能があれば、自分で無理に分けておかなくてもいい。」

帆足 「『今、この写真が見たいんだ』っていう気持ちの高ぶりに、すぐ対応してくれるんですよね」
帆足泰子氏
モノ・マガジン(ワールドフォトプレス刊)編集長。 趣味は子供の写真を撮ることで、特に子供を接写する ことが楽しみのひとつ。
小寺信良氏
映像クリエイターとしてテレビやCMで活躍する一方、デジタル系ニュースサイトなどでも執筆を行う。 趣味は壊れたフィルムカメラを購入して修理すること。
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