デジタルサイネージの導入と同時に考える必要があるのが「コンテンツ」。このページではデジタルサイネージのコンテンツにはどのようなものがあるのか、それぞれどんな活用の仕方があるのか、また実際にどのように作るのかまで解説します。事例も併せてご紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
デジタルサイネージのコンテンツとは、ディスプレイに表示する静止画や動画などのデータを指します。具体的には、実写画像、動画、イラスト、アニメーション、文字、Webページなどがコンテンツにあたります。デジタル技術の進化によって幅広い表現ができるようになり、近年ではインタラクティブなコンテンツも増加傾向にあります。
デジタルサイネージのコンテンツには主に3つの種類があります。それぞれの特徴や活用方法について解説します。
画像やイラストなどの静止型のコンテンツです。動画やWebコンテンツと比べると、低コストで作成できることが多い一方で、盛り込める情報は多くありません。広告や情報案内の目的で使用されるケースが多く見られます。
・活用方法
販促、広告、インフォメーション、ブランディング、空間演出
静止画に対して、動きのある連続した画像を指します。音楽やナレーションをつけることも多く、ユーザーの関心を惹きやすいコンテンツの形態です。
デジタルならではの表現方法でより多くの情報を盛り込むことができるため、デジタルサイネージで活用されやすいコンテンツの種類です。
・活用方法
販促、広告、ブランディング、空間演出
インターネットとサイネージのディスプレイを接続することでWeb上のページを表示するタイプのコンテンツです。
最新の情報を表示したり、インタラクティブなコンテンツを表示したりできるのが大きな魅力です。
・適した活用方法
販促、インフォメーション
自社制作のメリットは低コストで制作できる点です。制作時のコミュニケーションが社内で完結するので、コンテンツに対する意見を反映しやすいという点も挙げられます。ただし制作ノウハウを持った人材がいない場合、制作工数を大きく見積もる必要があります。作りたいコンテンツの内容によっては、ソフトや編集機材の導入などで初期コストが膨らむ可能性もあります。運用のコストや人件費を踏まえたうえで、自社で制作するのがよいかどうかを検討しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
コストを抑えられる | 工数がかかる |
社内の意向を反映しやすい | コンテンツの種類によっては費用がかかる |
PDCAを回しやすい |
ソニーのシンプルサイネージパックはコンテンツのサンプルが同梱されているので、データを書き換えるだけで簡単にコンテンツが制作できます。静止画はもちろん、アニメーション設定したファイルを書き出すことも可能です。編集後は、コンテンツを保存したUSBメモリーをディスプレイに差して自動再生。コンテンツ制作から再生までスムーズに行えます。
外部の業者へ注文することの最大のメリットは、最小限の社内工数で課題解決できる点です。また制作できるコンテンツの選択肢が広いため、課題解決に向けたアイデアを実現しやすい点も魅力的です。業者によってはコンテンツの更新や保守などの運用も合わせて請け負っていることも。一方で、全体的なコストは自社制作と比べて高い傾向にあります。事前に「何をどこまで依頼するか」を洗い出し、条件に合った外注・委託先を探すことがポイントです。
メリット | デメリット |
---|---|
工数を抑えられる | コストがかかる |
コンテンツの選択肢が広がる | 条件に合った業者を探す工数がかかる |
業者によっては運用も依頼できる |
ユーザーへ伝えたいことが伝わる魅力的なコンテンツは大きな訴求力を持ちます。ここでは、法人向けブラビアを導入されたクライアント様の事例をいくつかご紹介します。
JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー様は、「エキュート」や「グランスタ東京」といったエキナカ商業施設の運営のほか、周辺エリアの自治体、企業などと連携して街づくりを推進されています。2020年8月、JR東日本最大規模のエキナカ商業施設「グランスタ東京」オープンにあたり、駅構内およびエキナカ商業施設のインフォメーションとして、法人向けブラビアを導入されました。
季節のキャンペーンなどをデジタルサイネージで表示(写真左)しながら、飲食店の混雑状況をタイムリー表示(写真右)することで、店舗の来店率にも効果をもたらしているといいます。
また、東京駅初となる吹抜空間のイベントスペース「スクエア ゼロ」では、法人向けブラビアがイベントの演出にも活用されています。
横浜市交通局様は、横浜市営バスや横浜市営地下鉄などの交通サービスを提供。横浜市民の足として、お客様に満足いただけるように継続的な改善に取り組まれており、地下鉄駅構内のサイネージとして、法人向けブラビアを導入されました。
横浜市営地下鉄の運行情報や、接続している他社線の運行情報、横浜市からのインフォメーションなどを表示することで、市営地下鉄をご利用されるお客様に対して有益な情報を提供しています。
また、一部の駅では災害時はテレビ放送に切り替えるなど、利用者に必要な情報を提供できるデジタルサイネージとなっています。
デジタルサイネージのコンテンツには多くの種類があり、幅広い表現方法があります。デジタル技術を使えば複雑なコンテンツを制作することも可能ですが、大切なのは見る人や環境に合わせた内容や表現方法になっているかです。デジタルサイネージのコンテンツ制作を検討する際は、見る人に「何を伝えたいか」を明確にしてから制作に入りましょう。どんなコンテンツがふさわしいか迷う場合は、デジタルサイネージのメーカーやコンテンツ制作会社に相談するのもおすすめです。ソニーでは、デジタルサイネージの導入に関するご相談を承っております。導入に当たっての不安や疑問がある方はお気軽にお問い合わせください。
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