日本の未来づくりにいま求められていること。
そのひとつが、時代を反映した教育環境だといわれています。
個性を尊重する教育、クリエイティビティを伸ばす教育のために、
ソニーではこれまでに培ってきた、
映像、音響、ICT(Information and Communication Technology:
デジタル化された情報の通信技術)の技術を駆使。
対面授業とオンライン授業の両立、さらにはオンデマンド授業への展開など、
多様化する教育環境を支える一翼を担っています。
初等教育から高等教育までさまざまな学びの機会において、
感動を広げていきたいと考えています。
4K大型ディスプレイの高精細と輝度が理解を深める
ソニーの「ブラビア®」は、初等教育における
教室内の大型ディスプレイに求められる声に応えることができます。
ひとつは、高精細であること。
たとえば自然科学の授業では、生物や地球のありさまを細密に映し出すことで、
生徒たちの興味や感動をより深めることができます。
もうひとつは、輝度が高いこと。
室内を暗くすることができない教室において、
カーテンを開いたままでも明るく見やすいことは大切です。
すべての生徒たちが快適に楽しんで授業に参加する環境づくりに役立っています。
一体感と臨場感のある授業を実現
また、大型ディスプレイとリモートカメラやスピーカーなどの
ICTツールを併用しての授業では、生徒たち全員が同じ画面の情報を共有しながら意見交換ができるシステムづくりが可能。
1人1台端末が整備され、
スマートフォンやタブレットに日常から慣れている生徒たちが、簡単にできる双方向のコミュニケーションとして授業への関心を高めています。
さらに、インターネットを利用して「ブラビア®」で
社会科見学を行うこともできます。
Web会議システムを活用して訪問先と教室を結ぶことで、
大型高画質ならではの、臨場感あふれるリモート見学が可能。
このシステムにより、距離による行程範囲などの社会科見学の制約がなくなり、
さまざまな環境の生徒たちが興味のあることにアクセスできる環境が整いました。
オンライン授業も、オンデマンド授業も、ソニーの技術で
教室と同じ内容を、どこにいても同時に体験したい。このニーズは
とくに高等教育において高まっていましたが、
近年のコロナ禍によるリモート授業の一般化でより拍車がかかりました。
ソニーの収音マイクやカメラ追尾システムを使えば、
教室にいるのと変わらない感覚で、
オンライン授業に参加することができます。
受講する学生たちの地理的条件やデバイスを問わず、
一体感のある学習ができるよう、私たちは努めています。
一方、事前に収録した授業を配信するオンデマンド授業。
これは特に社会人の学びへの意欲に応えるために注目されているスタイルです。
ソニーは、教育コンテンツの制作・編集・管理・配信・視聴まで
幅広い範囲において、これまでの技術とノウハウを駆使して
「いつでも、どこでも、何度でも学びたい」という意欲に応えています。
テクノロジーの力で、好奇心を湧きたたせ、学びへの意欲を高め、次の感動をつくりだしてほしい。
こうした未来への貢献も、ソニーの使命だと考えています。
物理的、時間的、経済的制約を軽減し、次世代を担う人たち、
新しいチャレンジに向かう人たちを支える環境づくりを、これからも続けていきます。