ピント合わせは、一番くっきりと見せたい部分、つまり主役となる被写体ということになります。背景にもピントを合わせてくっきり仕上げたい場合にも、まず、撮りたい被写体にピントを合わせ、絞りの調節でピントの合う範囲をコントロールするのが基本です。F値を大きくするとピントの合う範囲が広くなり、背景もくっきりします。逆にF値を小さくすると、ピントの合う範囲がせまくなり、背景のボケ効果が大きくなります。
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絞り開放(F値2.8)で、手前の花ビラにピントを合わせると、奥の花が少しボケる。 |
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同じく絞り開放(F値2.8)で、奥の花の花ビラにピントを合わせると、今度は手前の花がボケる。 |
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手前の花にピントを合わした状態で、絞りの数値を大きくすると、ピントの合う範囲が広くなる。手前の花にも奥の花にもピントが合い、シャープな写真となる。 |
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