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絞りを開放側にしてピントの合う範囲をせまくすると、奥行きや立体感が強調されます。反対に、しっかり記録したい写真、細部まで人に伝えたい写真の場合は、絞り込んで全体にピントが合うようにしたほうがいいかも知れません。撮影モードは絞り優先(A)モードに設定し、撮影の目的を考慮しながら、いろいろなボケ具合を試してみましょう。
【開放側で雰囲気のある写真に】 F値を小さく(絞りを開放側に)することで、ボケのきれいな、雰囲気のある写真を撮ることができます。被写体や背景のディテールをどこまで出すのか、思い描いたイメージに合うよう、試行錯誤してみてください。
【開放では「ミニチュアっぽく」なる】 どの程度のボケ具合が適切なのかは、好みや撮影の目的によって、決めてみてください。建物の模型やジオラマなど実際は大きなモノのミニチュアを撮るとき、F値を小さく(絞りを開放側に)してボケを強調すると「それがミニチュアである感じ」が強くなります。
被写体や背景が白、または白に近い明るい色の場合は露出をプラス補正に、反対に黒や黒に近い暗い色の場合はマイナス補正にすることを心がけましょう。