「Quad-VGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を新搭載。約369万画素の圧倒的な解像度、忠実な黒を再現する高いコントラストで、被写体の細部まで鮮明に映し出します。また、最大輝度が従来の約2倍(*)に向上し、肉眼で見る実際の明るさに近いため、屋外の晴天時でも違和感なく撮影できます。接眼レンズには両面非球面レンズを含む4枚構成の光学系を採用。ファインダー倍率0.78倍(全表示域の対角視野約38.5度)を実現し、ツァイス「T*(ティースター)コーティング」の採用により、覗いた際の映り込みも大幅に低減しています。接眼レンズの最前面にフッ素コーティングを施すことで、指紋やほこり、水滴や油などが付きづらく、付着しても容易に拭き取れます。また、電源スイッチをオンにしてから撮影可能な状態になるまでの時間をα7R II比で約30%高速化し、素早く撮影に入れます。ファインダーフレームレートは、残像が少なく滑らかで動体撮影に適した120fpsと、省電力を重視した60fpsを選択できます。
* α7R IIに搭載の「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」と比べて
ファインダーや液晶モニターの表示画質モードは「標準」と「高画質」から選択可能。高画質モードは、有効約4240万画素のイメージセンサーで得られる豊富な情報量を最大限活用し、モアレやジャギーを最小限に抑制。ファインダーや液晶モニター上に高精細かつ自然に表示されるので、より撮影に集中できます。
「ピント拡大」機能でピントを合わせたいエリアを選択し、ファインダーまたは液晶モニター上で拡大表示した状態でもオートでピント合わせが可能です。拡大表示中はフレキシブルスポットよりも狭い範囲でピント合わせができるので、マクロ撮影などのピントにシビアな撮影にも適しています。また、ピントが合った状態からも拡大表示できるので、ピント位置の確認やピントの合わせ直しも可能です。
進化したBIONZ X(ビオンズ エックス)の高い画像処理能力により、マニュアルフォーカスやダイレクトマニュアルフォーカス時にピントが合った部分の輪郭を指定した色で強調するピーキング機能の検出精度が向上。精緻(ち)なピント合わせを行うマクロ撮影やポートレート撮影などで、よりピントの山が掴みやすくなります。
蛍光灯などの人工光源の点滅によるちらつき(フリッカー)を検知し、フリッカーによる影響が少ないタイミングで静止画を撮影できます。速いシャッター速度で撮影したときに、画像の上下で生じる露出や色合いの差、連続撮影時の露出や色合いのばらつきを低減します。
* 光源の点滅周期が100Hzか120Hzの場合のみフリッカーを検知できます。また、連続撮影速度が遅くなることがあります。バルブ撮影中、動画撮影時はフリッカーレス撮影ができません
静止画・動画を問わず、ボタンを押すとAFによるピント合わせを行います。シャッター半押しでピントを合わせる必要がないため、レリーズ操作に集中でき、シャッターチャンスを逃しません。ピントを固定した状態でシャッターを切りたいときなど、シャッターボタンをレリーズ操作のみに限定した場合に有効な機能です。
撮影中、フォーカスエリアが「ゾーン」「フレキシブルスポット」「拡張フレキシブルスポット」のとき、上下左右に押すことで、素早くAF測距点を選ぶことが可能。再生時は、マルチセレクターを左右に押すと、前/次の画像を表示できます。
高解像度で被写体を鮮明に映し出す、約235万ドットの大画面3.0型液晶モニターを搭載。また、上方向に約107度、下方向に約41度まで角度調整でき、自由なポジションでフレーミングできます。
スクリーンをタッチして、ピントを合わせたい被写体を瞬時に選択できるタッチフォーカス。画面端にいる被写体も、構図やフォーカス枠の位置設定を変更せずにピント合わせが可能です。マニュアルフォーカス時には、ピントを合わせたい箇所をダブルタップすると拡大表示できます。動画撮影時の直感的なピント送りができます。
スクリーンを指でスワイプして、フォーカス位置を移動できるタッチパッド機能を搭載。スクリーン上の指の移動量に応じて動くため、ファインダーを覗きながらでもスムーズにフォーカス位置を移動できます。タッチ操作に使用する手やファインダーを覗く目が左右どちらかなど、好みに応じて動作エリアを9パターンから選択できます。
頻繁に使うメニュー項目を最大30個までカスタマイズ登録できる、マイメニュー登録機能を新規搭載。使用頻度の高い順に入れ替えたり、使用しなくなった項目を削除することも可能なので、ユーザーの用途に合わせて最適なメニューを作成できます。また、検索しやすい新しいメニュー構成を採用。グループ名やページ数を上部に追加し、目的の項目がより選択しやすくなりました。
撮影者の操作やこだわりに応えるカスタマイズ機能も充実。機能を割り当て可能なボタンを11個配置。登録できる機能は83項目から選べます。静止画撮影時用、動画撮影時用、再生時用とモードごとに異なる機能の割り当てもできます。
よく使うモードやカメラの設定を、カメラ本体に3つまで、メモリーカードには4つ(M1-M4)まで登録でき、モードダイヤルで簡単に呼び出せます。カメラでメモリーカードに登録した設定を別のα7R IIIで読み込んで、同じ設定にできます。
カメラを構えるポジション(縦位置/横位置)ごとに、フォーカスエリアとフォーカス枠の位置を使い分けるかどうかを設定できます。スポーツやポートレート撮影など、カメラのポジションを頻繁に変えながら撮影する場合に適しています。
静止画撮影時、被写体がフォーカスエリアから外れたときのAFの追随感度を5段階から選択可能。距離の異なる被写体に次々とピントを合わせたいシーンでは、「5(敏感)」を選択。撮影したい被写体の前を別の被写体が横切るような条件下では、「1(粘る)」を選択することで別の被写体へのAFの乗り移りを防ぎ、撮影したい被写体を安定して追随できます。
使用頻度の高いフォーカスエリアをあらかじめカスタムキーに割り当てておけば、キー操作だけで即座にフォーカスエリアを移動させることができます。例えばテニスのストロークなどのように、「このフレーミングでシャッターを切りたい」といった、フォーカス位置があらかじめ想定され、頻繁に切り替わるシーンの撮影に有効です。
撮影時の設定(シャッタースピード、絞り値、フォーカスエリア)をあらかじめカスタムキーに登録しておき、キーを押している間だけ一時的に呼び出して使うことができます。キーを離すと元の設定値に戻るため、状況が変化しやすいスポーツシーンなどの撮影に適しています。
NP-FW50の約2.2倍の容量を持つ高容量バッテリー「NP-FZ100」に対応。さらに、バッテリーを2個まで装着できる縦位置グリップ「VG-C3EM(別売)」や、最大4個のバッテリーを装着できるマルチバッテリーアダプターキット「NPA-MQZ1K(別売)」にも対応し、長時間の撮影をサポートします。
USB Type-C(R)端子およびマルチ/マイクロUSB端子での給電に対応。モバイルバッテリーなどから電力を供給しながら撮影できるので、長時間の撮影も安心です。また、USB Type-C(R)端子での給電やPCリモート撮影中も、リモートコマンダーなどのマルチ/マイクロUSB端子対応アクセサリーを同時に使用できます。
SuperSpeed USB 5Gbps(USB 3.2)対応USB Type-C(R)端子を搭載。PCリモート撮影時の高速画像転送を可能にし、ファイルサイズの大きいRAW画像もスムーズに転送。PCですぐに画像を確認できるので、現場の雰囲気や撮影テンポを崩すことなく撮影に集中できます。
PCリモート撮影中、カメラ本体にも静止画を保存するかどうかを設定できるようになりました。この設定は、カメラから離れることなくカメラ本体で画像を確認したい場合や、データのバックアップをとっておきたい場合に有効です。また、パソコン側にJPEGファイルのみを転送することも可能。ファイルサイズの大きいRAWファイルを転送しない分、撮影後すぐにパソコンで画像確認ができるため、スタジオ撮影のワークフローを効率化します。
※ PCリモート撮影中は「静止画の保存先」の設定値変更はできませんので、撮影開始前に設定を行ってください
高品質なRAW現像や便利なPCテザリング、効率的な表示/管理を可能にするソニー純正の新しいソフトウェアシリーズ「Imaging Edge(イメージング エッジ)」。PCによるリモート撮影に対応し、PC画面上でライブビューを確認しながら、緻密なフォーカス調整や、オーバーレイ表示による構図調整ができます。リモート撮影中のピクセルシフトマルチ撮影も可能。撮影した画像を即座に合成し確認することができ、明るさや色合い、ホワイトバランスなどの画像調整ができます。
シンクロ端子付きのスタジオ用大型フラッシュなどが接続可能なシンクロターミナルを装備。外部フラッシュと接続するだけで、カメラ本体との同調撮影が可能になります。さらに、フラッシュ撮影時のレリーズタイムラグが短縮され、テンポよく撮影できるようになりました。また、フラッシュ連動での最高約10コマ/秒の連写(*1)が可能となり、作品づくりの幅を広げます。ワイヤレスフラッシュ撮影時も後幕シンクロ(*2)やスローシンクロが選択でき、より自由度の高いライティングを実現します。
*1 使用するフラッシュや撮影設定によって最高連写速度が異なります
*2 光通信式ワイヤレスフラッシュ撮影時は、後幕シンクロ撮影ができません
過酷な環境下での使用にも耐えられる堅牢なボディを実現するため、トップカバー、フロントカバー、 内部フレームに加えて、リアカバーにも軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高い堅牢性 と軽量化を両立しています。さらに、マグネシウム合金の採用に加え、グリップとフロントカバーを一体化。より高い剛性を実現することで、大型のAマウントレンズや大口径望遠レンズ装着時でも、グリップのホールド性を強固なものにしています。また、重量のある大口径望遠レンズなど、さまざまな交換レンズの使用を想定し、レンズマウント部の固定用ネジを6本に増やしてさらに剛性を高めました。
新開発のシャッターチャージユニットに、応答性に優れたコアレスモーターを採用。さらに、メカ先幕/後幕用にブレーキ機構を搭載し、高い制振性能を実現。ブレによる画質への影響を最小限に抑えるだけでなく、シャッターの静音化も実現しています。また、約50万回(*)にもおよぶレリーズテストをクリアし、高い耐久性を実証しました。
* ソニー社内試験条件にて。電子先幕シャッター時
主要な操作ボタンやダイヤルにシーリング処理を施し、メディア・ジャックカバー、各キャビネット部品のあわせ目を凹凸にすることで2重構造化。ボディ全体にわたりシーリングを効果的に施し、水滴やほこりが浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計により、厳しい環境下での撮影を可能にしています。
※ 防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません
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