新開発のイメージセンサーにより、広範囲・高速・高追随なAFを実現。“4Dフォーカス”がさらに進化し、野生動物をはじめピント合わせが難しいさまざまなシーンで被写体を瞬時に捉えます。
新開発のイメージセンサーにより、広範囲・高密度なAFを実現。撮像エリアの縦99.7×横74.0%(面積約74%)の範囲に、567点の像面位相差AFセンサーを高密度に配置しました。コントラストAFが優位になる低照度環境下などでは、425点に分割されたAF枠が高精度なAFを実現。ピント合わせが難しいさまざまなシーンで、広範囲・高密度に配置されたAFセンサーが被写体を高精度に捉えます。
高画素かつ広範囲・高密度AFによるデータ量の増加にもかかわらず、α7R III同等の高速なAFレスポンスを維持。高速性と追随性に優れた位相差AFと高精度なコントラストAFを併用するファストハイブリッドAFシステムが、暗いシーンなどでもすばやく合焦させ、被写体を瞬時に捉えます。
AFセンサーの高密度化と動体追随アルゴリズムの進化により、動体追随性能が従来(*)に比べさらに向上しています。複雑な動きやスピードに緩急のある動体に対しても、これまで以上に高い精度で粘り強く被写体を追随し続けることが可能です。
* α7R III比
AI(*2)を活用した新機能「リアルタイムトラッキング(*1)」を搭載。静止画・動画を問わず、狙いたい被写体を指定し、シャッターボタンを半押しするだけで、カメラまかせの自動追尾が可能です。物体認識アルゴリズムにより、色、模様(輝度)、被写体距離(奥行き)からなる空間情報をリアルタイムに高速処理。AF時の顔/瞳優先を「入」にしておけば、被写体が人物(*3)の場合、リアルタイムに顔/瞳情報を検出し続け、被写体の状況に応じてフォーカス枠を変化させます。また、カスタムキーに「押す間トラッキング」を割り当てれば、狙ったタイミングで追尾を開始することも可能。また、「タッチトラッキング」を設定しておけば、狙いたい被写体をモニター上でタッチするだけで追尾できます。
*1 メニュー上の名称は「トラッキング」です
*2 機械学習を含むAI(人工知能)の技術を活用しています
*3 検出対象として動物を選択しているときは、リアルタイムトラッキングを選択することができません
AI(*1)を用いてリアルタイムに瞳情報を検出し続ける、「リアルタイム瞳AF」を搭載。AF時に「顔/瞳優先」を設定しておけば、カスタムキーだけでなく、シャッターボタンの半押しやAF-ONボタンを押した際にも瞳AFが作動します。さらに、リアルタイムトラッキング技術との併用により、動体に対しての瞳の捕捉精度が向上。動きのあるポートレートを撮影する際も、シャッターボタン半押しの状態でも高精度に瞳を追随し続け、そのままシャッターを切ることができます。また、撮影の即時性を高めるため、カスタムキーによる瞳AF使用時(AF-Cモード)のレスポンスも向上させています。フォーカスする瞳を「オート」「右目」「左目」から任意で選択したり、「右目/左目選択」でカスタムボタンを押すたびに左右を切り換える(*2)設定も可能です。
*1 機械学習を含むAI(人工知能)の技術を活用しています
*2 シャッター半押し中は、瞳の切り換えはできません
高度な物体認識技術を用いて瞳を捉え続ける「リアルタイム瞳AF」が、新たに動物(*)に対応。これにより動物の瞳を高速・高精度に自動検出し、追随します。これまでフォーカス枠をピンポイントに合わせることが難しく失敗しがちだった動物の撮影や、ペットの愛らしい瞳が格段に撮影しやすくなります。カスタムボタンやシャッターボタンの半押し時など、さまざまなAFモードで対応します。
* 静止画のみ。人物と動物ではモードの切り換えが必要です。すべての動物が対象ではありません
※ シーンや被写体の状態によってはうまくピントが合わない場合があります
専用位相差AFセンサーを搭載していないマウントアダプター(LA-EA3)を介したAマウントレンズ装着時(*)でも像面位相差AFに対応。567点の像面位相差検出AFによる広いAFカバー範囲と高速レスポンス、高い追随性能をAマウントレンズでも楽しめます。
* SSMレンズまたは、SAMレンズ装着時。LA-EA3使用時。動画撮影時は「像面位相差AF」に対応していません。「連続撮影:Lo」モード以外(Hi+、Hi、Mid)で撮影中はピントは1コマ目の撮影時に固定されます
蛍光灯などの人工光源の点滅によるちらつき(フリッカー)を検知し、フリッカーによる影響が少ないタイミングで静止画を撮影します。速いシャッター速度で撮影したときに、画像の上下で生じる露出や色合いの差、連続撮影時の露出や色合いのばらつきを低減します。最高約10コマ/秒(Hi+時)までのAF/AE追随高速連写に対応します。
* 光源の点滅周期が100Hzか120Hzの場合のみフリッカーを検知できます。また、連続撮影速度が遅くなることがあります。位相差AFのカバー範囲が限定されます。サイレント撮影時、バルブ撮影中、動画撮影時はフリッカーレス撮影ができません
AFアルゴリズムの進化により「シングルAF(AF-S)」でのAF検出時の低輝度限界は、EV-3(ISO100相当/F2.0レンズ使用)を達成。暗いシーンでも高精度なAFを生かして撮影ができます。
低照度環境下や絞り込んでの撮影に有用な「フォーカス優先」モードを新たに搭載。たとえば、スタジオで大型ストロボを使用してF値を絞って撮影する際でも、AF時の絞り駆動を「フォーカス優先」モードに設定すれば、周囲の明るさに応じてライブビュー時から撮影直前まで絞りを開いてAF測距(*)が可能になりました。これにより動きのある被写体も高い精度で捉えられます。
* AF-Cモード時のみ。使用するレンズや撮影条件によって効果は異なります。連続撮影時、絞り値がF11より大きいときは、フォーカスは1枚目の撮影時の位置に固定されます
フォーカス枠の色を「ホワイト」と「レッド」から選べます。これまで被写体の色とフォーカス枠の色のコントラストが低く、フォーカス位置が分かりにくかったシーンでも、撮影シーンや被写体に応じて色を選択することで、ピントを合わせる際の視認性が高まります。
フォーカス位置を上下左右端で循環できる設定を追加。たとえば、スポーツ撮影や野生動物など動きの速い被写体がAFエリアの端から端まで頻繁に移動する際、フォーカス位置を効率よく設定できます。
AFエリア設定時に、ユーザーが頻繁に使うフォーカスエリアの種類だけを表示する機能を追加。カスタムボタンに「フォーカスエリア切換」を割り当てた際にも限定表示が反映されます。ISO感度の設定画面においても、ユーザーが頻繁に使うISOの範囲だけを表示することができ、撮影時の設定変更を効率よく行えます。
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