望遠レンズ装着時や長時間の使用でも撮影者の負担にならないよう、グリップ形状を見直し、高いホールド感を実現。小指までしっかりと握れるようグリップ長を拡張するとともに、中指部のオーバーハング量も増やすことで、しっかりと握りこめるように配慮しています。
使用頻度の高いAF-ONボタンの径を拡大したほか、凸量調整や押したときのクリック感やボタン配置の最適化を図り、より確実かつ快適な操作性を実現しました。
プロユーザーからの要望をもとに、マルチセレクターの表面の形状を、グリップ性の高いテクスチャーに変更。8方向に押したときの応答性も向上し、撮影中でもファインダーをのぞきながら確実に操作できます。
露出補正ダイヤルのセンターに「露出補正ダイヤルロック解除ボタン」を追加。ボタンを押すたびにダイヤルロック/ロック解除が切り換わります。押し下げている間はダイヤルが不用意に回転しないようロックされます。撮影者の好みに合わせた使い方が選べます。
静止画・動画を問わず、スクリーンにタッチしてピントを合わせたい被写体を選択できる「タッチフォーカス」に対応。画面端にいる被写体も、構図やフォーカス枠の位置設定を変更せずにピント合わせが可能。マニュアルフォーカス時には、ピントを合わせたい箇所をダブルタップすると拡大表示され、動画撮影時には直感的なピント送りができます。また、スクリーンを指でスワイプして、フォーカス位置を移動できる「タッチパッド機能」を搭載。スクリーン上の指の移動量に応じて動くため、ファインダーをのぞきながらスムーズにフォーカス位置を移動できます。タッチ操作に使用する手やファインダーをのぞく目が左右どちらかなど、好みに応じて動作エリアを9パターンから選択できます。
メニュー画面でのタブ移動が、前ダイヤルを回すことで可能になりました。α7R IIIでは、前ダイヤルでメニュー内の項目移動のみ可能でしたが、α7R IVでは前ダイヤルで上タブ・後ダイヤルでサブタブ・コントロールホイールで項目移動を行うことにより検索性が向上し、目的の項目にすばやくたどり着けます。また、ファンクション(Fn)ボタンを押すことでもメニューのタブ移動が可能です。
よく使う機能を前/後ダイヤルとコントロールホイールにそれぞれ割り当てて、その組み合わせを「マイダイヤル」として3つまで登録することが可能です。登録した「マイダイヤル」は、あらかじめ設定したカスタムキーを押すことで、すばやく呼び出したり、切り換えたりできます。
撮影した画像の再生時に、表示されている画像より10、100枚目にジャンプ移動して再生可能になりました。画像送り設定は1、10、100枚から選択でき、たくさんの画像の中から目的の画像を効率よく探したい場合に便利です。
撮影した静止画に5段階でレーティングを設定可能。カスタムキーにレーティング機能を割り当てておくと再生画面上でレーティングできます。また、撮影した画像を誤って消さないように保護するプロテクト機能も搭載。レーティング機能やプロテクト機能が、撮影現場や移動中などの空き時間でのセレクト作業の効率を高めます。
ファンクション(Fn)ボタンで呼び出す機能を、静止画と動画撮影時でそれぞれ分けて登録が可能になりました。
カスタムボタンの登録項目にメニュー(MENU)を追加。カスタムボタンを押すことで、メニュー画面をすばやく呼び出せます。たとえば、カメラ右側のカスタムボタンにメニューを割り当てておけば、右手だけの最小限の動きで一連のカメラ操作を完結できます。
静止画の連写や動画撮影後など、メモリーカードへの書き込み中に一部のボタンを操作すると表示される警告メッセージをα7R IIIより縮小しました。書き込み中でも被写体を確認しやすくしています。
頻繁に使うメニュー項目を最大30個までカスタマイズ登録できる、マイメニュー登録機能を搭載。使用頻度の高い順に入れ換えたり、使用しなくなった項目の削除も可能なので、撮影者の使い勝手に合わせて最適なメニューを作成できます。また、検索しやすい新しいメニュー構成を採用。グループ名やページ数も上部に追加し、目的の項目を探しやすくしています。さらにカスタムキーの設定画面にイラストを用いることで、設定項目が認識しやすくなりました。
撮影者の操作やこだわりに応えるカスタマイズ機能がさらに充実。113種類の機能を11個のカスタムボタンに登録可能です。静止画撮影時用、動画撮影時用、再生時用とそれぞれのモードごとに異なる機能を割り当てることもできます。
カメラを構えるポジション(縦位置/横位置)ごとに、フォーカスエリアとフォーカス枠の位置を使い分けるかどうかを設定できます。スポーツやポートレート撮影など、カメラのポジションを頻繁に変えながら撮影する場合に適しています。
静止画撮影時、被写体がフォーカスエリアから外れたときのAFの追随感度を5段階から選べます。距離の異なる被写体に次々とピントを合わせたいシーンでは、「5(敏感)」を選択。撮影したい被写体の前を別の被写体が横切るような条件下では、「1(粘る)」を選択することで別の被写体へのAFの乗り移りを防ぎ、狙った被写体を安定して追随できます。
カスタムキーを使って、フォーカス枠をあらかじめ登録した位置に一時的に移動させることができます。動きが予想しやすい乗り物などの撮影で、フォーカスエリアをすばやく移動できて便利です。さらに登録したフォーカスエリアモードの呼び出しにも対応。あらかじめ「ワイド」や「ゾーン」などの広いAFエリアを登録しておけば、「フレキシブルスポット」での撮影中に被写体の大きさや動きの激しさなどの状況に応じて、登録したAFエリアを瞬時に呼び出して撮影できます。
撮影時の設定値(シャッタースピード、絞り値、フォーカスエリア)をあらかじめカスタムキーに登録しておき、キーを押している間だけ一時的に呼び出して使うことができます。キーを離すと元の設定値に戻るため、状況が変化しやすいスポーツシーンなどの撮影に適しています。また、「AF被写体追従感度」の設定も割り当てられるようになりました。
425点のコントラストAF枠を搭載したことにより、フォーカスエリアが「ワイド」または「ゾーン」のときに、これまで詳細な合焦枠表示ができなかったシーンでも、被写体のどこにフォーカスが合っているかをより正確に確認しながら撮影することができます。
従来の3:2と16:9に加え、新たに4:3と1:1の画像アスペクト比に対応。カメラ内で幅広いフォーマットに変換できるため、撮影後にPCを使って画像をトリミングする必要がなく、媒体に応じた納品形式にすばやく対応できます。
PCソフトウェアPlayMemories Homeを使えば、写真だけでなく動画もカレンダー表示で容易に整理・検索・再生が行えます。パソコンをつなぐだけで、カメラ内の映像を取り込まなくても再生可能。さらに、パソコンに取り込んだファイルを編集したり、DVDを作成したり、便利な機能を使って簡単に管理、活用できます。
スマートフォンやタブレットにImaging Edge Mobileをインストールすることで、撮影した写真や動画のデータ転送や、カメラ本体と同様の操作感でのリモート撮影が可能です。
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