- _F-115Bのアプリケーションについては、どのような可能性があるとお考えですか。
-
- 梶原の発言
-
梶原 まず僕たち放送現場の人間は、F-115Bの登場でホッとしています。入手できなくなっていた信頼性の高い、いい音のマイクが自由に手に入るようになったわけですから。待っていたのは、決して僕たちだけではありません。
- 村上(信)の発言
-
村上(信) しかもF-115と同じものと考えることができますから、買い足すことで従来からの中継やお天気情報カメラで運用することができます。ビジネス的には、当初はドッと出て、そこからまた10年単位で使用することになりますので、ソニーとしてはどうかなとも思いますけど(笑)。
- 村上(佳)と神田の発言
-
村上(佳) でも、お天気情報カメラでの運用というのは国内だけなので、今後は海外での販売にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。
- 梶原の発言
-
梶原 国内でも、放送局以外では知らない人が多いのではないかと思いますね。たとえば、いま情報カメラというのは監視・セキュリティー用途として、官公庁を含めて膨大な数になっていると思います。情報カメラにとっては、映像だけでなく音も非常に重要な情報ですから、F-115Bのアプリケーションもかなり広いと思います。まず、F-115Bという存在をより多くの人に知ってもらうことが大切だと思います。放送現場の人間、ソニー、さらにほかの業種・業態の方々を含めて、F-115Bの登場でみんながハッピーになってくれれば、これ以上のことはないですね。
- 村上(佳)の発言
-
村上(佳) そうですね。特に、F-115Bは放送業務で求められる信頼性・安定性、そして高性能を実現していますので、ほかの業種でも十二分に通用するマイクだと思います。幸い営業サイドの評価も高いので、幅広い用途にアピールしていきたいと思っています。
- 神田と梶原と村上(信)の発言
-
神田 作る立場からしますと、こういうある意味特殊なマイクを再び世の中に提供することができて良かったと思っています。梶原さんや村上(信)さんの熱意には、この場を借りて改めて感謝したいと思います。
梶原 こちらこそ念願のF-115の復刻と貴重な体験をさせていただき、感謝しています。
村上(信) ありがとうございました。