スポーツ写真と聞いて、まず何を想像するでしょうか。長いレンズの砲列、決定的瞬間、歴史的イベント、有名アスリートのポートレート。新聞や雑誌に載っている写真を想像するかもしれません。しかし、早くから場所取りした運動会での父兄の姿はどうでしょう。子どもの運動会での写真、競技会や大会での写真。もちろんあなたが想像したもの全てがスポーツ写真であり、公園で走る子どもを写す事すらスポーツ写真なのです。
では実際にスポーツ写真を撮影するにあたり、そこにカメラを持って行ったとします。そこで何を撮るか想像してみてください。憧れの選手がプレーしている姿、周回を重ねるレーシングカー、夕陽が沈みゆく競技場やサーキット、アスリートの影、背中、表情のアップ、転がるボール。すべてがスポーツ写真というくくりにする事ができます。つまりはスポーツ写真とは、風景写真があり、ポートレートがあり、イメージ写真もあるのです。もちろん記念写真も含んでもいいでしょう。記録写真として撮るもよし、画角を決めて絵をつくる事もできるのもスポーツ写真なのです。
意外に身近にあるスポーツ写真、そしてシャッターチャンス。難しいからとか望遠レンズを持っていないからと敬遠しないで、気軽に撮影を楽しんでみましょう。外的要素で決められた以外、スポーツ写真という枠はないのですから。そしてどうしても自分が撮りたいものが決まったら、それにあったレンズを増やせば良いのです。 |