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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ [スポーツを撮る]フォトグラファー 石島道康の撮影テクニック
[WEB版]αセミナー フォトグラファー 石島道康の撮影テクニック スポーツを撮る

#02 何を撮るか。

入場料を徴収する競技などチャンピオンスポーツの場合は、スタンドからの撮影になります。プロでも絵作りする場合や、大きな大会などで取材パスが取れなかった場合なども同様にスタンドからの撮影を行ないます。条件はほぼ同じです。しかし「撮らなければいけない」でなければ、競技場や撮影場所を選びましょう。サッカーで例えるならば、陸上トラックがない競技場の方が、同じ長さのレンズでもより近くアップで撮影する事ができます。そして夜間ならば照明の明るいスタジアムの方が早いシャッタースピードが切れます。しかし短いレンズや暗いレンズ、暗い競技場だとダメかという事ではなく、良い条件では選択肢が増えるという事だけなのです。まずは何をどういう風に撮りたいかを考える事から始めると良いでしょう。そしてその絵を頭に描き、それを撮るにはどうしたら良いかを条件を含めて考えます。

 

世界には多くのスポーツ写真が存在します。自分で気になった写真、好きな写真をまねる事から始めると上達は早くやってきます。ただ「その瞬間」は2度とありません。常に変わりゆく状況を瞬時に判断し、画角を決めてシャッターを押さなければならないのですが、なかなか「その瞬間」には出会えないものですから安心して気楽に撮影してください。ただ出会えた時に撮れないと後悔してしまいますので、常日頃から準備していろいろと撮っていく事が大切です。新たなる発見も楽しいもので、それもこれも1つのかけがえのない大切な1枚になるのです。

写真
まず、何をどのように撮りたいか。それを撮るにはどうしたら良いかを考える。+
撮影のポイント
<構図>
写真は足し算、引き算だとよく言われています。これはデジタルになった今でも同じ事。あとで消したり、トリミングしたりすれば良いという気持ちでは何のために撮影しているかわからなくなり、単に素材屋さんになってしまって撮影自体もつまらなくなってしまいます。写す瞬間の前に、ファインダーの中を整理して、何を入れて何を入れないかを判断しましょう。中途半端に入ってしまうのならば、逆の発想でもっと入れてしまう。という場合もあります。
写真
+ 決まった形にとらわれず、自分の頭のなかで「入れる・入れない」を判断する。
写真
+ 選手に寄れないのなら、思い切ってもっと広く絵に入れてしまうことを考える。
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