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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ [スポーツを撮る]フォトグラファー 石島道康の撮影テクニック
[WEB版]αセミナー フォトグラファー 石島道康の撮影テクニック スポーツを撮る

#08 勝者と敗者

写真には光と影があるように、競技スポーツには勝者と敗者が存在します。勝者を撮るのは気楽でも、敗者を撮るのは気が重いもの。特に感情移入していると天国と地獄くらいの落差はあります。しかしそれも事実、負けを認める事によってより大きくたくましく、強くなるチャンスなのです。時として涙でファインダーが見えなくなってしまう時もあるかもしれません。しかし次につながる1枚を、成長過程にある1枚を残してみてください。次の時には良い想い出に代わっているはずですから。

 

時としてその悔しさ、涙がターニングポイントになる事もあります。1点の大切さ、控えでいる悔しさ。撮影者に対してもその想い、感情は大切で、撮り逃した悔しさ、「あれはこう撮れば良かった」などという後悔が、後の撮影に活かされればより一層「次の1枚」の大切さがわかり、その1枚の撮影に対して自ずと心構えが出来て来ます。
ただすべての面で忘れないでいて欲しい事があります。すべての撮影に対して「心を持ってシャッターを切って欲しい」という事です。残念ながらカメラ、写真表現は時として使い方を誤れば暴力になってしまいます。お互いに嫌な想いは残さない様に、撮影には気を使ってください。

負けを受け入れることが、よりたくましく成長するための糧となる。
写真
撮影のポイント
<フラッシュ撮影>

フラッシュ撮影が許可されている場合でも、状況をわきまえて使用しましょう。フラッシュ撮影は大きな光の玉を投げる事と同じですから、時として暴力的になります。雰囲気を出すためには与えられた状況で撮ることが望ましく、フラッシュ撮影をする場合は相手を気遣ってください。

フラッシュを使った撮影方法としては、スローシャッターにしていて、動く被写体を撮る時に使用することで動感を出すこともできます。また快晴の日陰と日なたがはっきり出る時に使うと効果的です。

写真 フラッシュを強制発光。使う場合は慎重な気遣いが必要だ。
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