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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ ααヒストリー

その他の技術

カメラ以外にも、αに関連したシステムには多くの先進的技術が盛込まれています。
ここではその一部を紹介しましょう。

3板デュアルグリーン・斜め画素ずらし

3板デュアルグリーン・斜め画素ずらし

100万画素を超える高画素CCDが非常に高価だった1995年、業務用途で求められる高画素デジタルカメラを、光学技術を駆使することでリーズナブルな価格化と高性能化することを目指して開発されたのがRD-175です。RGB3色のうちのG用として35万画素のCCDを2枚、RとB用に1枚の計3枚のCCDを使用しています。ビームスプリッターで光束を3つにわけてそれぞれのCCDに導いていますが、人の視覚上で解像感に強く影響するG用の2枚のCCDを斜めに半画素分ずらして配置することで、高密度・高画素数に相当する解像度を実現しています。最終的には175万画素のCCDを使用したと同じ解像度を実現しています。開口率(画素の間隔と画素1ケあたりの大きさの割合)が100%を超える設計でローパスフィルタが不要となり、途中の解像度低下もない高画質低価格な業務用デジタルカメラを達成しました。

スチルビデオバック

1981年にソニーが試作、発表した「マビカ」に始まり、1986年にようやく他メーカーから一般向け発売された電子スチルビデオカメラをαは1987年、α-7000、α-9000の裏ブタ交換によって達成しました。それがスチルビデオバックSB-70/90です。αが完全デジタル制御されていたために可能になった製品です。

バックを交換するだけで、フィルム一眼レフカメラがスチルビデオカメラに

データセーバー

α-7は写真愛好家の「撮影データを残したい」と言う要望に答え、撮影データをカメラ本体に記憶して背面のナビゲーションディスプレイで表示させることが可能です。そのデータをプリントさせたり、パーソナルコンピューターで編集するための専用アクセサリーがDS-100です。レンズマウント部の電気接点を用いてカメラ内の撮影データを取り出し、メディアにコピー、記録することを可能にしています。メディアは当時のコンパクトデジタルカメラの記録メディアとして主流だったスマートメディアを使用しています。

データセーバー
フォーカスホールドボタン

フォーカスホールドボタン

レンズに付けられたフォーカスホールドボタンの開発時名称はキュー(Cue:合図、指示、手がかりの意)ボタンでした。「写真撮影時レンズを持つ左手の親指の位置は、緊急時に必要な操作部材にとっての特等席である」。この事から、「撮影時に緊急的に設定を変える必要があるものを割り付けて使用できる操作部材」として開発されました。例えばサッカーなど選手が入りくんでのゲームでワイドAFで使っていたのを瞬時に中央スポットに切り替える、また、急に被写体が動いた時に一時的にコンティニュアスAFにしたい時などがあります。αカメラと併用で自由に利用できる特等席な部材として今も引き継がれています。フォーカスホールドボタンと言う名称は、このボタンに割り付けた初期機能から付けられました。

コニカミノルタはカメラ事業を2006年3月31日に終了しました。

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