ある日、我が家にやってきたAIBOが、いつのまにか家族の話題の主役になって行く・・・。楽しく、愛らしく、そして賢いふるまいを見せるAIBOと暮らしていると、「人間が親しみをこめてロボットに話しかける」ということが家庭の中で生まれます。AIBOはロボット、すなわち機械です。つまりここでは、人間と機械の新しい関係性がAIBOによって生まれているのです。AIBOが家庭内にあるさまざまな機器へのインターフェイスになることで、毎日の生活がより“楽しく”便利になる。そんな将来の可能性が、AIBOと交わす自然なコミュニケーションの中に秘められているのです。
たとえば、「写真撮って」とAIBOに話しかけることは、心を持つAIBOに対しては自然な行為ですが、普通のカメラに対しては逆にちょっと違和感があると思われます。単純にシャッターを押すだけの写真を撮るという行為も、AIBOがパートナーとなることで、楽しいエンターテインメントとなります。失敗しても、まるでおっちょこちょいな子供がうまく撮れなかったときのように、微笑ましくもあり、いじらしくもあり、楽しむことができます。このように、AIBOは家族や仲間の一員として活躍するパートナーなのです。
ERS-7には、AIBOが家族の一員として活躍するためのさまざまな機能があります。たとえば「AIBOアイズ」機能。これは、AIBOが撮影した写真を携帯電話にメールで送ってくれたり、電子メールが届くとメッセージを伝えてくれたりと、留守番役をして、人と人とのコミュニケーションの可能性をさらに広げる機能です。他にも、写真撮影をしてフォトアルバムを作成したり、時間を伝えてくれたり、目覚まし役になったりと便利なサービスを提供してくれます。
デジタルスチルカメラを使っての写真撮影や、パソコンを操作して行う電子メールの送受信を、AIBOがかわりに行ってくれたら、毎日の生活がもっと便利で楽しくなるでしょう。たとえば、留守番電話に吹き込まれた声を再生するだけでは味気がないですが、AIBOが身振り手振りをもって伝言を伝えてくれたら……。有能な秘書やヘルパーといった存在までにはなりませんが、家庭の中のふとしたことを楽しく演出してくれるインターフェイスとしてAIBOは活躍し、新しい生活の楽しみ方を実現してくれるのです。
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