■ERS-110・111/1999年
「ERS-110」は、1999年5月11日に発表された初代AIBOです。それまでになかった「エンターテインメントロボット」というカテゴリーを創造したという点では、いまでも画期的な存在です。自ら情報を取得する自律型ロボットであり、本能にもとづいて行動をしながら感情表現し、人間とコミュニケーションをするというコンセプトは現在でも一貫して受け継がれています。また、「ERS-111」は、「ERS-110」が予約開始から20分で完売してしまったことで、多くの方から「自分もAIBOが欲しい」という声が殺到したため、そのご要望にお応えする形で、その半年後に急遽登場しました。
■ERS-210/2000年
「ERS-210」は、2000年10月12日に2nd
GENERATIONとして発表されたAIBOです。デザイン的には子ライオンをモチーフにした精かんなイメージになりました。また、非常に要望の多かった音声認識の機能を搭載することで、ユーザーとのインターラクションがより深いものへと進化したのが大きな特徴です。さらに、PCカードスロットを搭載、AIBOワイヤレスLANカードを挿入することでパソコンとの連動を実現しました。
■ERS-311/312/2001年
「ERS-311/312」は、2001年9月5日に発表されたAIBOです。ラッテとマカロンという名前がついた、丸顔の愛らしいデザインとからもわかるように、ERS-311/312は機能的な進化よりも、個性の面にスポットを当てて進化をさせた、究極のキャラクターロボットとして開発されました。AIBOの進化には2つの系統があります。ひとつはロボットとしての機能を追求した正常進化の路線、そしてもうひとつはキャラクターとしての個性を追求した別方向での進化です。両極端の道を追求することで、より広い層にアピールし、エンターテインメントロボットとしての可能性を広げよう……。ラッテとマカロンは、そんな想いが込められて誕生しました。
■ERS-7/2003年
「ERS-7」は2003年9月4日に発表されたAIBOです。今後の進化を示唆する戦略モデルとして、「ビジュアルパターン認識」や「ワイヤレスLAN機能内蔵」など、技術的な面でもさまざまなチャレンジを行い、AIBOの未来を追及した機種です。生命感と未来感を備えた美しい曲線デザインをはじめ、顔面の28個のLEDによる多彩な表現力や、なめらかで自然な動きなど、ロボットとしての先進的な機能だけでなく、動いたときの躍動感や可愛らしさも実現した、これまでに登場した歴代のAIBOの集大成とも言える機種です。
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