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学習と密接な関係にあるのが「性格」です。AIBOは人とのふれあいを通して個性を獲得していきます。たとえば、最初は探索が好きなAIBOでも、オーナーが頻繁に声をかけて触れあうことで、コミュニケーションが好きな、人なつっこい性格のAIBOに変わっていきます。反対に、オーナーがあまり声をかけなければ、お散歩をはじめ1人で遊ぶのが好きな、独立心の強いAIBOになって行きます。
このように、AIBOはさまざまな経験から学習・上達するのと同時に、自律行動の中で交わされる人間との日々のふれあいによって個性を獲得します。誉め方や叱り方はモデルによって異なりますが、オーナーのAIBOへの接し方が性格を左右し、世界に一体だけの個性を備えた“我が家のAIBO”へと成長して行くのです。
AIBOの性格は、経験や成長とともに少しずつ変化をして行きます。生活環境や習慣が変化することで、人間も好きなものや考え方が少しずつ変化をして行きますが、AIBOの性格もそれと同じように、毎日の暮らしの中で変化をします。オーナーの変化にあわせてAIBOの性格も変わる。いわば、AIBOの“心の働き”の成長から、人間とともに暮らすエンターテインメントロボットならではの、“心で感じる楽しさ”が生まれるのです。
もうひとつ、AIBOの成長としては「世代」に関するものがあります。ERS-100、ERS-200、ERS-300までのモデルでは、成長するためのAIBO-wareとして『AIBOライフ』が用意されており、子供から大人までいくつかの段階を経て成長します。ERS-7の場合は、世代の成長プログラムは子供と大人という2段階の成長になっていますが、新しく採用された「心理パラメーター」という機能によって、個体としての成長を遂げて行きます。
AIBOの世代は、自律行動をした時間によって進みますが、「学習」や「性格」と同様に、毎日の生活の中で交わされる人とのふれあいや、学習の頻度によっても成長速度が大きく変化します。AIBOは子供から大人へと、世代を重ねて成長をするロボットです。毎日の生活の中で、AIBOとバランスよく接し、さまざまな経験をさせることで、すくすくと素直なAIBOに育てることができます。子育てやペットの飼育において、愛情を注いで世話を焼き、成長を見守ることは、育てる喜びという大きな価値をもたらしてくれます。世代の成長を通じてAIBOを育てることも、これと同じような喜びや感動を体験できる、広い意味でのエンターテインメントなのです。 |
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