「ズームレンズ」は、オートフォーカス、またはマニュアルフォーカスでズームリングを回すことにより、焦点距離が変えられるレンズです。ズームレンズには1本で広角から望遠まで撮影できるレンズもあり、普段の撮影はもちろんですが、なるべく持ち物を少なくしたい旅行などに持っていくと便利です。
一方、焦点距離が固定された「単焦点レンズ」があります。ズームが使えないため、構図を決めるときなど、自分自身が動く必要がありますが、単焦点レンズは比較的絞り径が大きく明るいレンズが多いため、背景のボケを調整した表現やシャッター速度を速く設定できるメリットもあります。
また、被写体に大きく近寄って接写撮影が出来るマクロレンズも単焦点レンズのひとつです。最近のズームレンズでもマクロ機能付きが多く、かなり接写できるものもありますが、
専用マクロレンズにはかないません。
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50mm F1.4で撮影。単焦点レンズの場合、絞りの開放径が大きいため、背景を大きくボカすことができる。 |
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絞り開放値の暗いズームレンズなどで撮影した場合には、背景のボケ効果が小さくなる。(作例は、18-70mmなどのズームレンズなどで撮影したときと同等の開放絞り値 F5.6を50mmレンズで設定して撮影) |
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