デジタル一眼カメラの魅力は、レンズ交換することで写真の世界がグーンと広がることです。でも、実際にはどのような時にどのようなレンズを使えばよいのか、わかりにくい点もありますよね。「Mr.イナバーのみんなのαレッスン 第5回」では、どのような写真を撮るために、どのようなレンズが使いやすくて、どのように使えば、いい写真が撮れるのかについてお話しいたします。交換レンズと言っても、本格的なレンズを使うのではなく、気軽に使っていただけるレンズを中心にお話していきたいと思います。それから、今までMr.イナバーをご欄頂いた方々から多数のご意見やご質問を頂き、誠にありがとうございます。今回より、みなさまのご質問に少しずつお答えしていきたいと思います。
レンズは、( 焦点距離)によって写る範囲の角度( 画角)が変わり、その画角によって「広角レンズ」や「望遠レンズ」、「標準レンズ」などに大きく分けられます。一般的に、広角レンズは広い範囲を写し撮ることができ、望遠レンズは、遠くのものを引き寄せて、大きく写し撮ることができるレンズとされていますが、それだけでなく背景のボケ具合や遠近感の違いなど特長の違いがあります。また、レンズの分類として1本のレンズで焦点距離を調節できる「ズームレンズ」や焦点距離が一定の「単焦点レンズ」があります。まずはそれぞれの特長の違いについてご説明致しましょう。
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